内容説明
なぜ犯人は、死刑執行の当日、首を縄に差し入れた死刑囚を殺さなければならなかったのか。なぜ犯人は図書館の蔵書の冒頭数ページを切り裂くのか、それもミステリーばかり。なぜ男は恋人の肉を食べたのか…。異様な謎につつまれた怪事件に、名探偵・法月綸太郎の明晰かつアクロバティックな推理が冴えわたる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
kagetrasama-aoi(葵・橘)
44
「名探偵 法月綸太郎シリーズ」短編集〔一〕「死刑囚パズル」「黒衣の家」「カニバリズム小論」「切り裂き魔」「緑の扉は危険」「土曜日の本」「過ぎにし薔薇は」の七編が収録。沢田穂波が登場する「切り裂き魔」が特にお気に入り。中学生の頃読んだ、ニッキー・ポッターは許せなかったんですが(苦笑)。人間、歳を重ねると丸くなるものです(笑)。2022/12/13
Taka
9
図書館の司書に鼻を伸ばす名探偵。クイーンにもそういうのがあるらしいけど。死刑囚パズル。死刑直前の死刑囚を毒殺したのは。実の父親殺しを防ぐ。黒衣の家。サイコパス診断を思い出す。お葬式で貴方に会いたい。カニバリズム小論。元恋人を食べた訳。排泄って。切り裂き魔。ここからは司書さんとのシリーズ。ネタバレを防ぐ。緑の扉は危険。緑の扉は如何にして開かれるか。本の重量。土曜日の本。怪奇両替男の日常ミステリ。過ぎにし薔薇は。三冊ずつ本を集める女。栞の紐を集めても供養にはならんやろ、とツッコミ所が多かったように思う。2022/05/06
takaC
9
がんばる綸太郎。2003/09/11
ParLinnA
6
ホワイダニット、つまり「なぜその事件を起こしたのか」という動機が特殊な物語を集めた短編集。たくさんミステリを読んでいると、ハウダニット、すなわちどのように事件を起こしたかという手法については知識がつくため徐々に目新しさがなくなって行くのだが、動機は犯人の数だけあるため飽きることがなく、その中でも更に個性的な動機が集まっているため次々と読めてしまった。2022/05/07
山猫
4
『黒衣』と『カニバリズム』は怖いですねぇ。『緑の扉』はトリックが好きです。総じてサクサクっと読めて面白かったです。2013/10/02




