内容説明
犯人のうそを見破る刑事。相手の次の一手を読みぬく棋士。理の積み重ねが難問を解くほぐす。論理学は人間にのみ許された知的なゲームである。推理の楽しさを紹介し「ゲーデルの定理」まで解説。
目次
ロンリー警視の事件帳1(ロンリー警視から読者へ;仮定法;矛盾か狂言か)
「ならば」の周辺(良薬は口に苦し;逆は必ずしも真ならず;論理尺)
ロンリー警視の事件帳2(刑事ホコタテコンビ;ヨミ、感覚、ヒラメキ;ウソつきパラドックス)
すべてか有か(すべてと有、すべてと無;井上ひさしの『国語元年』;ジェヴォンズの論理アルファベット;デカルト、ジェヴォンズ、ルイス・キャロル;フレーゲと「現代論理学語」)
パラドックスから真理(矛盾パラドックス;ラッセルのパラドックス;ゲーデルの島;タルスキーとパラドックス)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
rabbitrun
2
思い立って四半世紀ぶりに再読する。ゲーデルの定理の入門書のはずだが文章はきわめて難解。このまま理解を諦めるか別のテキストに乗り換えるか決めなければ。2017/07/18
らむだ
2
前半部分に関しては概ね理解できたものの、後半部分は半分も理解出来ずに若干読み流してしまいました。2014/02/24
里馬
2
176以降が全くわからない。恐らく考えられないというよりも、考えたくない、のだろう。「おぼえてろよ!」って感じ。5年後位に挑戦する。2009/03/01
Naota_t
0
★3.1なんだか魅力的な題名ですが、ほとんど流し読みでした、、紙とペンがないと理解が追いつきません。論理学がうまくなれば、話し手の矛盾なんかもピーンとわかるのでしょうかね、、2017/02/15
もふもふ
0
難しくて後半からはあまり理解できなかった。親しみやすくするためにか大阪弁がちょくちょく出てくるが逆に読みにくい。2011/04/11