内容説明
果てしない宇宙への旅立ちは、人類の夢だ。奇抜で壮大なスケールをもったアイデアを紹介しよう。究極の輸送機関、軌道エレベーター。火星の温室化と金星の日傘によるテラフォーミング作戦。反物質ロケット、レーザ帆船で恒星間飛行。太陽をすっぽり包む新世界、ダイソン・スフィア。ポスト・スペース・シャトルから「ワールド・シップ」エクソダスまで、科学的バックボーンにもとづき、未来の宇宙進出計画を豊富なイラストで紹介。
目次
1 軌道輸送機関の将来(新概念シャトルの数々;レーザー・シャトル;電磁加速ランチャー・システム;テザー衛星と「スカイフック」;軽便スカイフック「オービタル・リング・システム」)
2 太陽系文明の展望(月面開発の将来;火星開発計画の展望;金星テラフォーミング作戦;巨大惑星の世界;太陽系辺境空域)
3 恒性間宇宙への道(近未来の主流―核融合ロケット;究極の推進プラント―反物質ロケット;恒星間レーザー帆船;時空の果てをめざす―恒性間ラム・ジェット)
4 地球の揺籃をのがれて(カルダシェフ型文明・タイプ2;地球最期の日―その二つのシナリオ;技術文明の終局的形態)