星海社FICTIONS
マージナル・オペレーション〈01〉

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  • サイズ B6判/ページ数 272p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784061388239
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

30歳のニート、アラタ。彼がニート脱出のために選んだ道は「傭兵」だった。『ガンパレード・マーチ』の芝村裕吏が描く、新たな戦争30歳のルーキー、戦場に立つ!
30歳のニート、アラタが選んだ新しい仕事(オペレーション)、それは民間軍事会社──つまり、傭兵だった。住み慣れたTOKYOを遠く離れた中央アジアの地で、秘められていた軍事的才能を開花させていくアラタ。しかし、点数稼ぎを優先させた判断で、ひとつの村を滅ぼしてしまう。
モニターの向こう側で生身の人間が血を流す本物の戦場で、傷を乗り越えたアラタが下した決断とは──? 
『ガンパレード・マーチ』の芝村裕吏が贈る、新たな戦いの叙事詩(マーチ)が、今はじまる!

芝村 裕吏[シバムラ ユウリ]
著・文・その他

しずま よしのり[シズマ ヨシノリ]
著・文・その他

内容説明

三〇歳のニート、アラタが選んだ新しい仕事、それは民間軍事会社―つまり、傭兵だった。住み慣れたTOKYOを遠く離れた中央アジアの地で、秘められていた軍事的才能を開花させていくアラタ。しかし、点数稼ぎを優先させた判断で、ひとつの村を滅ぼしてしまう。モニターの向こう側で生身の人間が血を流す本物の戦場で、傷を乗り越えたアラタが下した決断とは―?『ガンパレード・マーチ』の芝村裕吏が贈る、新たな戦いの歴史が、今はじまる。

著者等紹介

芝村裕吏[シバムラユウリ]
ゲームデザイナー。第5回日本ゲーム大賞優秀賞、第32回星雲賞メディア部門を受賞した『ガンパレード・マーチ』をはじめ『絢爛舞踏祭』や『ガンパレード・オーケストラ』三部作などを手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まりも

56
就職した印刷会社が倒産したせいでニートになってしまった主人公がとある民間軍事会社に勢いで就職した所から始まる話。熱の無い淡々とした文章もあって前半はただの傍観者の様な感覚で読み進めていったんですがアラタが押す青いボタンが悲惨な場面を起こしていると分かり彼が苦悩してからは一気に引き込まれました。冷淡で感情が薄く見えてしまうアラタですが誰よりも苦しんでいるんですね。物語としては始まりの部分なので2巻以降面白くなりそう。ジブリールの想いは報われるのか見物です。2014/10/16

よっち

54
ようやく就職した印刷会社が不景気で倒産した主人公が、ふと見つけた民間軍事会社に就職したらという物語。淡々とした文章で綴られ、ゲームのようにしか見えない研修期間で周囲に適正の高さを評価されるあたりまでは、読む側としてもどこか実感に乏しかったですが、自分の判断がリアル世界で悲劇に繋がっていたと知って苦悩し、それを乗り越えて仲間とともに戦うことを決意したあたりからが、このお話としても本番なんですかね。たくさんの子供を引き連れて日本に帰国したアラタが今後どうするか、ジブリールとの関係も含め続きが気になりました。 2014/08/09

パトラッシュ

45
本書を「唾棄すべき傑作」とする批評を見たが、確かにきれいごと大好き人間の神経を逆なでする作品だ。平和な日本で失業青年アラタが民間軍事会社に就職したら戦術指揮の才を見い出され、内戦の続く中央アジアの貧困国でよりましな児童労働機会として子供兵を勝たせる戦争を展開する物語なのだから。アラタは敵の殲滅など考えず、子供兵を戦場に出しながら双方が最小限の損害で満足できる着地点を探り子供たちを養うための金を稼ぐ。正義や理想など関係なく、確実に仲間を生かす能力に優れた戦争のプロなのだ。この善悪転倒こそ最大の独創性だろう。2020/06/23

AKF-ZERO

25
漫画版で読んでたのですが、続きが気になりすぎて原作まとめ買い。30歳ののニート、アラタが民間軍事会社に就職し、中東の紛争地域で自らの軍事的才能を開花させていくという内容。『遥カナ』も読んでいるのでわかってはいましたが、芝村さんは文章での世界観の構築はやはり天才的だと思います。簡素な文章でありながらも、リアルのような感じが伝わってきて想像しやすいです。しかもこれが初の長編小説というのだから本当に驚き。これも綿密な取材のなせる業かと。そしてやっぱりジブリールは可愛かったです。2016/04/08

miroku

25
元ニートの主人公が、小さな広告会社勤務を経て再就職した先は傭兵会社だった。リアルをリアルと認識し得ない現代日本青年が突き付けられた超リアル。社会への適応力のない主人公が、異常な状況で妙な才能を発揮し始める様に惹きつけられた。2015/04/09

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