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カドカワ銀のさじシリーズ
送り人の娘

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  • サイズ A5判/ページ数 298p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784048739962
  • NDC分類 K913
  • Cコード C0093

内容説明

額に目の刺青を持つ少女・伊予は、死んだ人の魂を黄泉に送る力を持つ「送り人」だ。平穏に暮らしていたある日、伊予は死んだ狼を蘇らせてしまう。その力が、美貌の覇王・猛日王の知るところとなり、伊予は猛日王に狙われることに。そんな彼女を救ったのは、命を助けた狼の闇真だった。絆だけを頼りに、少女と狼の冒険が始まる!傑作和風ファンタジー。

著者等紹介

廣嶋玲子[ヒロシマレイコ]
神奈川県生まれ。横浜市立大学卒業。2005年、「水妖の森」で第4回ジュニア冒険小説大賞の大賞を受賞し、作家デビュー。「あぐりこ」では、第14回児童文学ファンタジー大賞の奨励賞を受賞するなど、ファンタジーの書き手として、活躍が期待されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ままこ

60
死んだ魂を黄泉の世界へ送る事が出来る送り人の伊予はある日を境に蘇らせも出来る事がわかり死を異様に恐れ生に固執する残忍な猛日王に執拗に狙われる。伊予は何故蘇りまで出来るようになったのか…。神話がモチーフになっている。愛と憎しみは裏表。慈しみと無慈悲。自己中心的で極悪非道の猛日王の末路は自業自得だな。まだ若い伊予が捨て身の行動を起こすまでの苦悩が切なかった。途中悲惨で辛い場面もあったがラストはほのぼの。2017/09/21

はつばあば

55
銀のさじシリーズ?意味もわからず読んでから「あ~幸せの象徴というべきファンタジーか」と。そう云えばRDGもそうだったなぁと。親と子の確執と云うものは神様でもままならぬものかと、変に納得した。死んだ魂を黄泉の国に案内してくれる送り人は、まだいてくれるのだろうか。毎日のようにある事件死の方達は、猛霊となって「大島てる」のサイトに存在しているのだろうか。2016/02/03

ミーコ

43
廣嶋さん本3冊め。ファンタジー?面白かったです。人間の業が1番恐いのかも・・・。狼の姿をした【闇真】がとても男前でカッコ良かったです。伊予も惑わされながら ちゃんとお役目を果たせてホッとして表紙を閉じました。何回も涙ぐみそうになりました。過ちを犯しても 気付いて改める事の大切さを知らされました。時間があれば一気に読んでしまいたかったです。また追ってみたい作家さんが増えました。2018/08/04

ぽろん

37
神話を題材にした児童書。児童書とはいえ、なかなか読み応えのある一冊でした。亡くなった人の魂を黄泉の国に送り届ける送り人の娘、その後継者として育てられた伊予は実は、、、。そこからの展開が目を離せず一気に読了。題材が死を扱っている為、重苦しい雰囲気も否めないけれど、ラストの伊予の言葉に明るい希望を感じられた。2017/10/08

にゃも

20
亡くなった者の魂を黄泉に送り届ける「送り人」であり、その出生から「甦り」の力も持つ伊予という少女をめぐる物語。不老不死を手に入れんがため伊予を狙う猛日王と彼に仕える呪師。そして何より、「甦り」により命を助けられた美しくも大いなる狼の妖魔・闇魔!(人の姿の時もこれまたお美しい…)などサブキャラが魅力的。あぁ、ワクワクとハラハラが止まらない。廣嶋玲子作品に外れなし!大人向けも書いてほしい!装丁の絵もとても美しいです。こんなに面白い本を、うちの町の図書館はなにゆえ書庫なんかに仕舞っちゃってるんでしょーか!? 2020/11/14

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