内容説明
激しく狂おしく…。二人の男と、一人の女、理不尽なまでの心と身体のぶつかり合い。京都からイランへ、彷徨う女性の葛藤を描ききった著者渾身の傑作恋愛小説、永久保存版。
著者等紹介
五木寛之[イツキヒロユキ]
1932年、福岡県に生まれる。47年、朝鮮より引揚げ。早稲田大学文学部露文科中退。66年、『さらばモスクワ愚連隊』で小説現代新人賞、『蒼ざめた馬を見よ』で第56回直木賞受賞。『青春の門 筑豊篇』で吉川英治文学賞をうける。ニューヨークで発売された、英文版『TARIKI』は大きな反響を呼び、2001年度「Book of the Year」(スピリチュアル部門)に選ばれた。02年度第50回菊池寛賞を受賞。1981年より休筆、京都の龍谷大学において仏教史を学ぶが、85年より執筆を再開し、現在直木賞、泉鏡花文学賞、吉川英治文学賞その他多くの選考委員をつとめる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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キムチ
39
子育て期に読んだもの、懐かしさで再読。映画化され、ハイファイセットや五木ひろしの曲としても提供され、話題になったようだ(その時は、まったくノーマーク)筆者50歳ごろの作品・・と思うとその年代の男性目線が色濃く感じられる。筆者的には、「おとこ本位になりがちであった女性の恋愛、性的観念が時代とともに変わってきている」ことを打ち出した画期的といわれた内容だそうな。それから30年強、時は流れ、男女ともにありようも変わりました。もっとも最近の例では「20歳代女性、中年上司と不倫願望が問題視されている」とあるけど。2015/06/19
reading
23
文学的な味わいがあった。イランに関する描写は宮本輝氏を彷彿とさせた。ペルシャ絨毯にまつわる話は非常に興味深く、イランに行ってみたいと感じた。2018/02/12
遥かなる想い
9
本作品が映画された時、偶然にも 私は 祇園祭で ロケに出くわした。 真野響子が 本当に 綺麗だった。 2010/08/22
エドワード
9
もうひとつのシルクロードの小説。27歳の亜希はペルシャ絨毯に魅せられ、イランへ行き、美術品の絨毯や製造現場を見てまわる。一枚の絨毯は十年単位の女性達の手仕事で造られる。商社員である亜希の恋人は、絨毯を廉価で造り大衆に販売しようと考える。何かが違う、と感じた亜希は恋人と別れ、イランの大地にたたずむ。この作品も映画になり、イランの荒涼たる大地、月光に輝く絨毯が美しかった。雨の夜、一人暮らしの亜希の部屋へ名古屋から車を飛ばして来る恋人が印象的だった。高校生だった私は彼らの自由な生活に憧れた。私の青春の原点だ。2012/10/17
Masato Hayakawa
7
ヒロインにここまで感情移入した小説は初めてだ。亜希の中に自分を見ながらの読書体験はなかなか痺れるものだった。そしてペルシャへの憧憬募る募る。2018/07/13




