フランス人の不思議な頭の中

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フランス人の不思議な頭の中

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  • サイズ B6判/ページ数 252p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784046533081
  • NDC分類 302.35
  • Cコード C0095

内容説明

フランス国民は、歴代大統領の恋愛スキャンダルをなぜ許すのか。ヨーロッパNo.1の出生率を実現できたのはなぜか。世界で活躍する強いリーダーを輩出する教育制度とは。記者活動に対しレジョン・ドヌール勲章シュヴァリエなど3つの勲章を受章した著者が、グルメ、アート、歴史だけではわからないフランスをレポートする。

目次

1 フランス人は好戦的
2 悪口を言ってはいけない三偉人
3 エリートが牛耳る国
4 男も女もリベルタン(好色)!?
5 永遠の克服課題
6 移民大国の悩み
7 治安悪化と人種問題
8 バカンスの功罪
9 美食大国は一日にして成らず

著者等紹介

山口昌子[ヤマグチショウコ]
1969年から1970年、フランス政府給費留学生として新聞中央研究所(CFJ)に学ぶ。産経新聞社に入社後は教養部、夕刊フジ、外信部次長、特集部編集委員を経て、1990年5月から2011年9月まで21年の間パリ支局長を務める。1994年ボーン・上田記念国際記者賞受賞。2013年にレジョン・ドヌール勲章シュヴァリエを受勲(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

カナン

33
纏まらない。流石約100年の間に七回もの革命を起こした国だけある。騒々しい。傍から見ればぶっ飛ばしたい面も多い国だけに内政も内面もしっちゃかめっちゃか。意味が分からん、と投げ出したいが、これが欧州代表(筆頭ではない)の仏蘭西人の思想だとしたら、もはや日本人との相互理解など夢のまた夢では。後日再読して纏め上げる。2015/11/12

サアベドラ

14
著者は産経新聞社のパリ支局長を20年ぐらい務めた新聞記者、ジャーナリスト。一般の日本人にあまり知られていないフランス人のあんな側面やこんな側面を、長年の現地での経験と情報をもとに記述。社会面のコラムのような文体と内容。ついでにエリゼ宮のゴシップ多め。ムハンマドの風刺画に端を発した一連の騒動で、他者の心証を害してまでもかたくなに表現の自由を守ろうとするフランス人に違和感を覚え、その理解の一助になるかと思い読了。著者は20年住んでもフランス人のことはよくわからないと言う。でも、そんなの当たり前じゃないかな。2015/02/17

南北

11
新聞社で21年間パリ支局長をしていた著者がフランス人のさまざまな側面を記述した本です。フランス人は好戦的で潜在的反米主義者とか、ジャンヌ・ダルクとナポレオン、ドゴールの悪口は禁止とか、エリートが牛耳る国とか、リベルタン(好色)だとかが書かれています。イスラム教徒のブルカを禁止する法律が制定されたりすると、日本人は自由・平等・博愛の国がなぜと思ってしまいますが、「自由・平等・博愛」という人工的な宗教を信奉する国家と考えると理解しやすいのではないかと思います。2019/02/14

koji

5
知りたいことと違っていたので、流し読みで終わりました。全く独断ですが、哲学書を眺めていると、仏人が「最も頭がいい」のではないかと感じることがあります。内田樹さんが書いていましたが、あの難解なレヴィナスを「哲学のての字もやっていないけど、レヴィナスだけ読んでいる人がいっぱいいる」そうです。その他、サルトルやバルトやデリダやデカルトやメルロ=ポンティなど、ドイツ系と違う要素が随分あるようです。その頭の中を知りたかったのですが。ただ悪口を言ってはいけない人や好色やエリートや美食やらエピソードは面白かったですね。2015/03/07

Humbaba

3
労働者にとって、バカンスを取ることは権利であり、管理職にとっては取らせることが義務である。しかし、仕事が溜まっていればそれは誰かがこなさなければいけない。そのために、地位の高い人ほど自由に長期の休みを取ることはできなくなり、何時でも戻れる場所にいざるを得なくなる。2015/10/18

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