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出版社内容情報
常に政局の渦中で注目を集める気鋭の政治家が掲げる「国家と政治家の責任」とは何か。内閣府特命担当大臣（原子力行政担当）として東日本大震災後の被災地復興と原発問題対応から見えた国家のあり方とは何か？
目次
第１章 今、なぜ民主党か（敗北からの再出発；国家主義と対峙し、民が主役の政治を実現する；民主主義を正しく機能させる ほか）
第２章 共に生きる社会をつくる（民主党新世代五綱；綱領はなぜ必要か；民主党が大事にする価値とは ほか）
第３章 原発事故担当大臣・環境大臣として（福島の人たちへ、私が果たすべき責任；最悪のシナリオ；現場の作業員の頑張り ほか）
著者等紹介
細野豪志［ホソノゴウシ］
１９７１年生まれ。京都大学法学部卒業。三和総合研究所（現・三菱ＵＦＪリサーチ＆コンサルティング）を経て、２０００年の衆議院選挙に出馬し、初当選。現在５期目。民主党政権時代には、原子力発電所事故収束・再発防止担当大臣、内閣府特命担当大臣（原子力行政）、環境大臣などを歴任。現在、民主党幹事長を務める（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Y2K☮
41
「政府に不満があっても他に頼れる党がいない」「誰に入れても一緒」こういう人が多い。私もそうだったが本書を読んで気が変わった。野党にも熱くて真摯で泥臭い男がいる。著者は民進党の代表代行。でも本質はむしろ昔ながらの保守。まず現場に足を運び直接声を聞く。愛国心の前に郷土愛。地域主権。チルドレンファースト。弱い人の為の政治＝共生。大飯原発を苦渋の思いで再稼働しつつ、地熱発電や洋上水力発電の発展に取り組む。バランスは悪くない。まともな世論が支えれば野党でも国を動かせる。ぜひ皇室典範改正をやり遂げて欲しい。頼みます。2017/02/17
壱萬弐仟縁
9
新刊棚より。評者は民主党の支持はしない。野田元総理が、消費増税、TPP、原発収束宣言と、裏切りまくったため。党内でも意見が割れたという（５３頁）。文体は、段落のまとまりを意識した書き方。福一原発事故の話では、あれが自民党の政治家たちだったらどう対処していたか、と思わされる。民主党の政治家は政権掌握から間もない時期であったので、やむを得ないのだろうが。二大政党制という理想は、支持率からすると瓦解している。むしろ共産党が支持を伸ばしているため。共に生きる社会というなら、中山間地域でガソリン税免税してほしい。2013/07/08
ceskepivo
5
３．１１が民主党政権時に発生したことは、民主党にとってはもちろん、我々国民にとっても不幸であった。いや、民主党の危機管理が未熟ということが分かっただけでも良かったというべきか。著者が政治家としての行動を著作として残すことは、日本の政治文化の発展の見地から大いに評価されるべきだ。閣僚を経験した者は、任期中の行動について一冊ぐらいは本を書いてほしい。著者は民主党に固執する必要があるのだろうか。2014/08/16
Humbaba
5
原発によって、福島は大きなダメージを受けた。その復興に最も重要なものは底に住む人々の意志だが、それを支援するのは政治である。自分が福島出身だったらどう考えるか。それを注意しながら判断していくことで、最も重要なものを見落とすことは避けられるだろう。2013/11/18
yurari
1
評価出来る政策もあったが、結果的に民主党は党運営出来ていなかった。細野氏は、民主党には良い人材が揃っていると言っているが、それには疑問符がつく。2013/08/02
