出版社内容情報
稀代のストーリーテラー、赤川次郎が贈る人気人情時代劇、シリーズ第11弾うかうか「盗み」もしちゃいられねえ! 大泥棒・鼠小僧次郎吉が出会った奇妙な事件たち。人気シリーズ、第11弾!
赤川 次郎[アカガワ ジロウ]
著・文・その他
宇野 信哉[ウノ シンヤ]
イラスト
内容説明
恋する男女の駆け込み寺は、江戸を騒がす大泥棒!?昼は遊び人の次郎吉、夜は義賊の“鼠”。懸命に生きる町人の幸せを守るため、今宵も江戸を駆け巡る。活劇と人情に胸震わす、人気時代小説シリーズ第11弾。
著者等紹介
赤川次郎[アカガワジロウ]
1948年、福岡県生まれ。76年、「幽霊列車」で第15回オール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。06年、第9回日本ミステリー文学大賞、16年、『東京零年』で第50回吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
初美マリン
77
短編なのに、盛りすぎかな2019/02/22
星落秋風五丈原
23
鼠小僧が火事を止めたり大活躍。広之進はホームズシリーズの石津的ポジションか。2018/12/17
白雪ちょこ
16
久しぶりの鼠。 短編集全6話で、今回は恋についてのテーマが多く描かれていた。 今回の鼠こと、次郎吉は、どちらかと言うとそれぞれの主人公達の手助けをしているだけで終わっており、宝を盗むなどのシーンは全くなかった。 そして、妹の小袖ちゃんも大活躍。 想いを寄せている広之進さんと一緒に行動したり、助けたり、戦ったりと、彼女の方が今回は主役のようにも思えた。 個人的には、第2話が一番好き。2021/09/11
とこ
16
あっという間にシリーズ11作!台詞が多く簡潔なので、どんどん進みました。小袖ちゃんの、次郎吉への毒舌ぶりがパワーアップしている気が(笑)ストーリーは、これまでの作品と比べると少し物足りなく感じました。2019/02/06
リリパス
14
鼠小僧を主人公にした、鼠シリーズの第11巻です。いつも通りの面白さで、安心して読めます。もともとは、NHKで放送された連続テレビドラマ版のドラマオリジナルキャラで、原作に逆輸入された、広之進が準レギュラー化して、どんどん出番が増えており、鼠や妹との3人トリオものになりつつありますね。2018/12/24