星空の16進数

個数:

星空の16進数

  • 提携先に2冊在庫がございます。(2024年04月26日 14時33分現在)
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    ※1回のご注文は10冊までとなります
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 364p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784041069189
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

私を誘拐したあの人に、もう一度だけ会いたい。色鮮やかな青春ミステリ。ウェブデザイナーとして働く17歳の藍葉は、”混沌とした色彩の壁”の前に立つ夢をよく見る。それは当時6歳だった自分が誘拐されたときに見た、おぼろげな記憶。あの色彩の壁は、いったい何だったのだろうか――その謎は、いつも藍葉の中にくすぶっていた。ある日、届け物を依頼されたという私立探偵・みどりが現れ、「以前は、大変なご迷惑をおかけしました」というメッセージと100万円を渡される。かつての誘拐事件しか心当たりのない藍葉は、みどりに誘拐事件の犯人・朱里の捜索を依頼する。当時、誘拐事件はわずか2時間で解決されていた。藍葉の思い詰めた様子と自身の好奇心からみどりは朱里を捜し始め、藍葉は”色彩に満ちた部屋”の再現を試みる。己の”個性”と向き合う藍葉と、朱里の数奇な人生を辿っていくみどりはやがて、誘拐事件の隠された真相に近づいていくが――。


逸木 裕[イツキ ユウ]
著・文・その他

内容説明

「私を誘拐したあの人に、もう一度だけ会いたい」それは“色彩”だけを友とする少女の願い。すべての謎がとけたとき―私のいる世界は、こんなにも美しかった。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

163
極端に感情的なキャラたちが、暴走と衝突を繰り返す。謎の相手から大金が送られた藍葉は好きなことしか目に入らず、没頭すると周囲を忘れてしまう。金の送り主を調べる女探偵みどりは、危険な調査にのめり込むのに快感を覚える。彼女らを軸に育児放棄したシングルマザー、異常な過去を持つ画家の女と暴力性の男などが絡み、やがて藍葉が幼少時に誘拐された事件の真相が浮かび上がる。そこで数少ないまともな人間と思われていた男が、最も狂気に囚われていた事実が明らかになるのだ。極彩色の乱反射する光を見続けた気分で、読後に重い疲労感を残す。2023/09/28

koma-inu

73
探偵みどりの長編第1作。誘拐された時に見た部屋の色を忘れられない藍葉が、犯人探しをみどりに依頼。本書のポイントは、16進数の色コード。登場人物の個性を色コードで表す作者の理系センスは見事です。特にラスト1行の色コードを調べると・・なるほどー!救いのある結末で、胸いっぱいになりました。一方、みどりが終盤に犯人を追い詰める理由が狂気であり、次作「五つの季節に探偵は」の地の性格とリンクするのが面白いところです。やっぱりみどりは怖い・・2022/07/02

itica

69
色は16進数の組み合わせで表現できる。そう言われても何のことか理解できない自分が悲しいけれど、藍葉の色に対するこだわりと言うか、識別能力の高さに先ず驚く。人とのコミュニケーションが苦手な17歳のウェブデザイナーの藍葉に、11年前に自分を誘拐した朱里を探してほしいと依頼された探偵のみどり。みどりの過剰な仕事ぶりに、何故そこまでのめり込むのか疑問に思わないでもないが、細かいことを気にしなければ「色」を主役にした小説は新鮮で不思議な世界観を醸し出している。藍葉の成長する姿がいい。 2018/08/03

はつばあば

61
表紙の絵とレビューに誘われて久々の紙本を購入。ミステリーが苦手な人にもお勧めできるかな?。絵を描きたいけれど上手く描けない色音痴な私には難しい感覚ですが・・目の前の文章がパ~と華やぐような。6歳の頃誘拐された人との距離感のわからない女の子。その子に百万というお金を届けた口が達者で怖い事にマヒした感覚を持つ探偵。人生と同じように人はいろいろ。それを個性で片付けるなら私はここに登場する浅川さんに票を入れたい。17歳と40代の女性だけでは心許ない登場に、彼の言葉と助力に重みがあるからこの本が生きているのだと2020/10/03

ami*15

61
逸木さんの作品はシリアスな流れから一気に明るくなってくる感じがするところが好きです。今作も誘拐事件や複雑な事情を抱える少女が登場するというシリアスな要素がありながらも、最後は読んでいる側も嬉しい気持ちになる場面が見られたところがこの作者らしかったかなと思いました。でも事件の真相に関してはまだ若干もやもやが残る印象です。ひとつの色でも呼び方や見え方が沢山ある、色に詳しい藍葉や朱里さんが見ている世界はちょっと違うものに見えていそう。話が進むにつれてだんだん藍葉の世界が綺麗に色づいているように見える物語でした。2018/10/05

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/12846951
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。