角川スニーカー文庫 ゲーム・プレイング・ロール〈ｖｅｒ．２〉妹が邪神になりまして。

木村 心一【著】

ＫＡＤＯＫＡＷＡ（2017/10発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 276p／高さ 15cm
• 商品コード 9784041056608
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

木村　心一［キムラ　シンイチ］
著・文・その他

ぼに?［ボニー］
イラスト

内容説明

マナトの妹・まどかがエンドール村で働き始めてはや１週間―平々凡々なマナトと違い、まどかの剣術・錬成術は一級品、ロボット操縦もお手のもの。一方ルピアはロボットモノの仕事をきっかけに、マナトが気になるご様子で。そんないつもとちょっと違う村に、『裏ボス』イベントの仕事が舞い込んできたのだが…ある“ウラ事情”からまどかがボス＝『邪神』を演じることになり、あげく『邪神スーツ』の力で暴走してしまい―！？

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[真白優樹]

ルピアがマナトを気にし始める中、妹が裏ボスとなって暴走してしまう今巻。―――例え平凡でも、自分に出来る事を。超一級、様々な事で万能性を示す妹。そんな妹が中心となり綴られる今巻は、相変わらず平凡なマナトが一生懸命に仕事を頑張る巻であり、若干アレなキーワード等ハチャメチャで笑える展開の中に、一筋の熱さが隠れている巻である。邪神騒ぎを乗り越え、初めて一級に手が届き、ちょっとだけ距離も近づき。今度はどんな世界でどんな役目を演じるのだろうか。独自の世界がどんどん広がる中、次の世界とは。 次巻も須らく期待である。

2017/10/04

[加賀ますず]

どういうことや…サブヒロインだと思っていたら真打ちパターンやと？なゲーム世界の珍道ラブコメ第2弾。妹のまどかもテンプレブラコン妹。ありきたり、でもいい。むしろそこがいい。プロット上の面白さを生の文章に落としきれていない感はありつつも、良くも悪くもキャラが王道な造りの為安心感を持って読み進めることができる。セクハラエピソードなどは男子のバカらしさがうまく表現できていたが、それ以外のイベントにおいて、世界観の作り込みが丁寧であるのにそこを上手く使えていない点が気になった。

2017/10/10