内容説明
女性たちがからめとられた、日常の中にふと生まれる恐怖を静謐な筆致で描く極上のサスペンス・ホラー短編集。せつなさに心揺さぶられる5つの物語。
著者等紹介
柴田よしき[シバタヨシキ]
1995年、『RIKO―女神の永遠』で、第15回横溝正史賞を受賞。ジャンルを超えて人気のシリーズを多数発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ミーコ
54
久しぶりの柴田さん。読み終わった後 気分が滅入る作品でした。 ランチタイムは怖い と言うより哀しくなるお話、なんと言っても「自滅」がゾクッ!として暗くなる事。。。 由佳里と私って似てる そうそう と思って読んでただけに あの男も鈴本も村崎さんの奥さんまでも・・ 次は明るいお話を読みたくなりました。2015/03/07
Yuna Ioki☆
52
861-64-24 続けて湊かなえ作品読んだかと思った(¯―¯٥)なんとなく気持ちがわかるような身近なホラーでした(¯―¯٥)2015/02/13
たらこ
51
5つの短編ホラー。ありきたりな感じがする!と思ったのは私だけでしょうか…「隠されていたもの」は最近増えてるごみ屋敷のお話で、そんなのも埋まってるかも!にゾゾ〜…2015/02/22
いつでも母さん
50
好きな作家さんの一人。久しぶりの柴田さん。一気に読了。読後感はどんより・・重い。帯に有るように極上のサスペンス・ホラーか。極上とまではどうか?だが、確かにイヤな怖さだった。『薫衣草』と表題が特に。願って消えてくれるのならば、そんな力が有ったなら私はどうする?が、しかし、そんな力では無かった・・病んだ女が居ただけ。『出会い』の順番が違っていたらと思わなくもないが、すべては自分の気持ち次第なのだよ・・2015/02/10
したっぱ店員
43
ホラー(でいいのかな)短編集。結構怖くて寝る前に読んだので夢見が悪くなりそうだった。ゴミ屋敷の話が一番キリキリする。やだよう。2022/11/15