内容説明
女子高生のきよ子が公園で出会ったのは、地面に空いた穴に首までぴっちりと収まった“おじさん”だった…男は、なぜおとなしくしっぽり穴に収まっているのか!?きよ子は男を助けるために奔走するが、その途中運悪く車にはねられ病院へ。そして意識を取り戻した彼女の前に、公園で埋まっていたあの男が突然現れた。「私、死んじゃったんですよ」そう、男は幽霊となっていた!?髪をピタッと七三に分けた、“シチサン”と名乗るどこか気弱な幽霊と、今どき女子高生の奇妙な日々が始まった―。第16回ボイルドエッグズ新人賞受賞作。
著者等紹介
小嶋陽太郎[コジマヨウタロウ]
1991年、長野県松本市生まれ。信州大学人文学部在学中。2014年、『気障でけっこうです』で第16回ボイルドエッグ新人賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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