富士見ファンタジア文庫<br> 始まりの魔法使い〈2〉言葉の時代

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富士見ファンタジア文庫
始まりの魔法使い〈2〉言葉の時代

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  • サイズ 文庫判/ページ数 358p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784040722979
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

竜の魔法使い“センセイ”は、将来の食糧危機に備え、新たに農耕と牧畜を始めることに。さらに魔法学校に、《属性》研究の一環として人魚や半人半狼、リザードマンなど他種族からの留学生を迎えることになり――!?

内容説明

竜歴509年。将来の食糧危機を見据え、“私”は新たに農耕と牧畜を始めることを決めた。とはいえ、異世界の動植物に知見がない“私”は、その方法を他種族から学ぶべく、人魚や半人半狼、蜥蜴人の留学生を迎えることに。しかし、価値観の異なる生徒たちとの授業は困難の連続だった!そして、“私”が留学生を世界中から集めたもう一つの理由、それは魔法学校を有名にすることだった。いつか、“彼女”がこの場所に迷わずに戻れるように。―「でも、今はいないじゃない」剣部の一族の少女・ユウキの赤い瞳が真っ直ぐに“私”を映し出す。これは、すべての“始まり”を創った竜の魔法使いの物語。

著者等紹介

石之宮カント[イシノミヤカント]
『始まりの魔法使い』で、第1回カクヨムWeb小説コンテスト“特別賞”を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まりも

38
新たな"始まり"を迎える第2弾。将来の食糧危機に備え、新たに農耕と牧畜を始めることになる話。文明が発達していき、名前の時代から言葉の時代へと移り変わり行く世界。生徒達の力を借りながら困難を乗り越えていく文明発達パートは読んでてワクワクするし、とても楽しかったです。そして恋愛面、正直前回がマックスだと思ってたけど今回も涙腺やられました。忘れられぬ愛、自分がいなくなった後も想い続ける愛、共に居たいと願う愛。そういった「愛」の美しさや温もりがこれだけ心に沁みるのも、この作品だから出せるんだろつな。次巻も楽しみ。2017/09/24

AKF-ZERO

21
一巻から500年後と一気に年数が経ちました。農耕に牧畜、金属精製と思考錯誤しながらも発展しつつある村。魔法学校に異種族からの留学生も迎え入れ、賑やかさも増してきました。にしても剣部の部族の強さは異常。あの強さで更に体術や剣術まで日々研鑽してるから、アラタやユウキのようなとてつもない実力者が生まれ出るんでしょうね。ユウキなんて最早魔法剣士ですし。しかし、最後のは剣部にとってある意味呪いとも言えるのではないでしょうか。この先アレが悪い方に作用しないといいのですが。2018/09/08

ナカショー

21
食糧危機に備え農耕を始めそれに伴い学校を世界に知ってほしいという目的のためいろんな種族を学校に留学生させる第2巻。名前から言葉へ。新たな時代が巡り新たな新ヒロインが出てきて物語は進む。やっぱり面白いんですよねぇ。人間だかじゃなく新たな種族も出て来て物語がより一層面白かったです。次はどんな時代になるのか。次巻もとても楽しみです。2017/09/23

キリル

17
将来の食料危機・教師不足の解消と魔法研究発展のために農耕・牧畜と留学生の獲得を行う先生。探求心や対抗心旺盛な留学生に振り回される先生は微笑ましかったです。アイへの愛情とユウキからの愛を受け入れるかに葛藤する先生の心情は分かりますし、だから後半のアイが残したメッセージはジーンときました。出会いがあれば当然別れもあるわけで、今巻もつらい別れがありましたが、残った人たちがちゃんと心に留めてくれていて素晴らしいなあと思いました。言葉が通じる=価値観が同じではないということは心に留めておきたいところです。2017/11/18

nishiyan

16
アイとの別れから500年。村は順調に大きくなっていく。採集と狩猟中心の生活では今後成り立たなくなると考えた先生は農耕と牧畜に挑戦する。また並行して人以外の種族を留学生として招き、学校の設立するのだが…。他種族との交流から一つの事象でも複数の言葉で表現するといった「言葉」の壁や価値観の違い等がやはり面白い。今回のヒロインは剣部の娘ユウキ。アイへの想いを引きずる先生を慕い、彼女は想いを打ち明ける。想いを打ち明ける覚悟、それが彼女の「愛」だったのだろう。その覚悟が先生を落とすのだから。2017/09/26

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