内容説明
会社員、起業家、ノマドなど、働き方が多様化する現代、社会人として働くすべての人に必要な仕事の心得とは?いい会社を見分ける方法、失業不安を乗り切る方法、夢の実現法。
目次
仕事は修行か?
職場に自由裁量権を!
後ろ姿は大丈夫?
未来に追いつく方法
夢の実現法
不得手なことをやろう!
宝くじが当たったら、仕事辞めますか?
本物の女子力は日本を救う?
失業不安を乗り切るには
仕事を生み続けるには〔ほか〕
著者等紹介
内田樹[ウチダタツル]
1950年東京都生まれ。思想家。神戸女学院大学名誉教授。凱風館館長。専門はフランス現代思想、映画論、武道論。2007年『私家版・ユダヤ文化論』(文春新書)で第6回小林秀雄賞を、10年『日本辺境論』(新潮新書)で新書大賞2010を受賞
名越康文[ナコシヤスフミ]
1960年奈良県生まれ。精神科医。専門は思春期精神医学、精神療法。臨床に携わる一方で、テレビ・コメンテーター、雑誌連載、映画評論、漫画分析などさまざまなメディアで幅広く活躍中
橋口いくよ[ハシグチイクヨ]
1974年鹿児島県生まれ。作家。現在、アニメ×小説×リアルの「少年ハリウッド」プロジェクト(原案『原宿ガール』)も展開中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
fullhouse
20
それぞれ違う職種のお三方が、仕事について楽しく語り合う「ダ・ヴィンチ」連載の単行本。この本を読んだからといって、章題の「失業不安を乗り切る」とか「好きなことを仕事にする」の答えが見つかるワケではない、当たり前のことだけど。ただ、さまざまな経験をしてこられた方たちの話だからこそ、ブレインストーミングに参加したかのようなヒントを得られる、かも知れない。結局「自分の頭で考えないと意味がない」ということだなぁ。2014/05/15
Gatsby
16
先行のシリーズ2作でもそうだったが、あの内田先生と名越先生の上をいっているのではないかと思わせる橋口さんの素晴らしさ。この本でも冴えていた。今回は特に彼女のバラエティーに富むアルバイト歴から語られる仕事に対する考察が鋭い。その目の付け所とか表現がなんとも言えんのだな。2014/03/26
かやは
9
偽悪的に振る舞う人は、その場で評価の切り下げをすることで罰を受けている。そうするとそれ以上悪いことは起きない。なるほど「金は愛で買える」と言ってる彼の魂胆はそこか。働かない人、ずるをしている人は「自分のような人間はこの世にあまりいない方が良い」と思っている。自分のような人間がたくさんいたら世の中は回らないから。「まともな大人」とは「みんなが自分のような人間でも構わない、わりと助かる」と思える人のこと。仕事をするというのはそういうまともな大人になるための第一歩だということだ。2014/06/30
teddy11015544
7
いつもどおりの安心して読める内田センセイ本ですが、ところどころに挟まる橋口さんの仕事の体験談がすっごく面白い。そんなのあるんだね。2014/03/15
k
7
『ダ・ヴィンチ』連載の鼎談の書籍化第3弾。初めて読んだけど内容もさることながらテンポと3人のバランスが絶妙。2014/03/14