メディアファクトリー新書<br> 東京五輪で日本はどこまで復活するのか

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メディアファクトリー新書
東京五輪で日本はどこまで復活するのか

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  • サイズ 新書判/ページ数 205p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784040661971
  • NDC分類 318.7
  • Cコード C0260

内容説明

2020年に開催される東京五輪は、日本を劇的に変える。その規模は、はたしてどのくらいだろうか?18兆円を超える経済波及効果、老朽化したインフラの更新、観光・警備・情報に関する新規産業の創造、開発による国際競争力の向上…。開催に向けじわじわと、だが着実に再浮上する日本の「これから」を、都市の再生に最も通じた専門家がリアルに描き出す。

目次

第1章 なぜ東京に決まったのか―都市政策の視点から
第2章 経済波及効果は18兆円以上
第3章 東京五輪と大阪万博が日本にもたらしたもの
第4章 東京の都市空間が「更新」される
第5章 新たな産業と雇用の創出
第6章 向上する東京の国際競争力
第7章 日本全国に希望と未来が広がる

著者等紹介

市川宏雄[イチカワヒロオ]
1947年、東京都生まれ。都市政策専門家。明治大学専門職大学院長、公共政策大学院カバナンス研究科長、明大危機管理研究センター所長。早稲田大学理工学部建築学科、同大学院博士課程を経て、カナダ政府留学生としてウォータールー大学大学院博士(Ph.D.)を取得。先進国から途上国まで、都市整備や地域開発に数多く参画。現在、国際都市間競争下での都市戦略を広く世界に提言する。東京都・都市計画審議会などの委員も歴任する東京研究の第一人者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Rie【顔姫 ξ(✿ ❛‿❛)ξ】

24
資料として読んだ本ですが、なかなか面白い。国立代々木競技場、武道館、駒沢公園、東京モノレール、首都高、新幹線、みんなオリンピックのために整備されたけれど、それだけではない。ホテルオークラなどの国際的な基準を満たすホテル、青山通りは幅員を22メートルから40メートルに拡幅、現在のような街並みになり、隣接する渋谷・原宿・六本木が新しい盛り場へと変貌。上下水道の整備もこの時期に行われ、民間警備会社誕生、コンピュータによる初の公式記録管理、ファミレスの起源も選手村の食事供給にあるという。オリンピックってすごい!2015/03/20

マカロニ マカロン

5
個人の感想です:B。(特に)最近出版される「新書」は速報性が命で、出版されて時を置くとすぐにピントがずれてしまうことが多いように感じる。この本もその内の一冊。2020年の東京五輪開催が決定したのが2013/9で、この本は2013/12に出版されている。アベノミクス効果で株価も急上昇中の余波もあり、2020年に向かっての明るい近未来が描かれている。出版からまだ3年もたっていないのに、都知事は猪瀬⇒舛添⇒小池と2度の失脚があり、国立競技場やシンボルマークのデザイン変更、ボート場会場問題など発生している。2016/10/23

dyudyu

4
東京オリンピック開催で、もうメチャクチャ楽観的。日本は復活しまくりです。なんだかちょっと馬鹿馬鹿しくなってしまい、途中からは流し読みでした。まぁ、ほんとにそんなことになればいいんだけどね。2014/01/20

スプリント

3
2020年に向けて薔薇色の未来とみるか、取らぬ狸の皮算用とみるか、、、、、。都内に住むものとしてはインフラが充実するのは大歓迎なのですが国を上げて資本を投入するのであればもっと大事なこともあるのでは?とも考えてしまいました。2014/06/19

ja^2

2
確かに2020年までは良いだろう。問題はやはりその後だ。著者はリニア新幹線開業が控えているから祭りは終わらないという。だが、東京圏ですら五輪後には人口減少を迎えるのだ。本書はこの視点が全く欠けている。▼著者が意図したかどうかは分からぬが、本書には五輪後の日本を示唆するヒントもいくつかあった。特に東京の24時間化等により外国人居住者が大幅に増えるであろうこと。つまり日本人は減るが、外国人が増える。ウィンブルドン化するわけだ。▼それに上手く対応できれば、五輪後も明るいだろう。ますます語学力が重要になるな。2014/08/13

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