朝日新書<br> ニッポンのジレンマぼくらの日本改造論

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朝日新書
ニッポンのジレンマぼくらの日本改造論

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  • サイズ 新書判/ページ数 188p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784022735225
  • NDC分類 369.31
  • Cコード C0236

出版社内容情報

【社会科学/社会】「1970年以降生まれ」が復興と地域活性化について徹底討論。NHK Eテレの人気番組「ニッポンのジレンマ」を未放送部分も収録し書籍化。人気の若手論客たちが、リアルな感性で??この国のあたらしいかたち″を探る!

内容説明

「課題先進地」としての被災地では、55年体制以来の意見集約の問題が、民主主義の矛盾として噴出する。福島を始点としてのばされた問いの軸は、「列島改造論2・0」として国土と制度の新たな再編を提起する。「復興」と「地域活性化」から震災以後の「この国のあたらしいかたち」を若手論客が徹底討論!

目次

第1部 ぼくらの復興論(被災地は「課題先進地」;意見集約の問題と民主主義の矛盾;熟議かスピードか;被災地の内と外で ほか)
第2部 ぼくらの地域活性化作戦(「地方」「郊外」にも多様性がある;「日本列島改造論」の可能性;郊外の象徴としてのショッピングモール;問いの軸としての「列島改造論2・0」 ほか)

著者等紹介

藤村龍至[フジムラリュウジ]
1976年東京都生まれ。建築家、藤村龍至建築設計事務所代表、東洋大学理工学部建築学科専任講師。東京工業大学大学院博士課程単位取得退学

古市憲寿[フルイチノリトシ]
1985年東京都生まれ。社会学者、東京大学大学院総合文化研究科博士課程在籍。慶應義塾大学SFC研究所訪問研究員(上席)。慶應義塾大学環境情報学部、東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学専攻相関社会科学コース修士課程修了

西田亮介[ニシダリョウスケ]
1983年京都府生まれ。社会学者、立命館大学大学院先端総合学術研究科特別招聘准教授。慶應義塾大学総合政策学部卒業、同大学院政策・メディア研究科修士課程修了。同後期博士課程単位取得退学

山崎亮[ヤマザキリョウ]
1973年愛知県生まれ。コミュニティデザイナー、studio‐L代表、京都造形芸術大学教授、慶應義塾大学特別招聘教授。大阪府立大学大学院および東京大学大学院修了。博士(工学)。「海士町総合振興計画」「マルヤガーデンズ」「studio‐L伊賀事務所」でグッドデザイン賞、「親子健康手帳」でキッズデザイン賞などを受賞。著書に『コミュニティデザイン』(学芸出版社:不動産協会賞受賞)ほか。現在、2014年4月から東北芸術工科大学でスタート予定の「コミュニティデザイン学科」設立に携わっている

開沼博[カイヌマヒロシ]
1984年福島県いわき市生まれ。社会学者、福島大学うつくしまふくしま未来支援センター特任研究員。東京大学文学部卒。同大学院学際情報学府修士課程修了。現在同博士課程在籍。第65回毎日出版文化賞人文・社会部門、第32回エネルギーフォーラム賞特別賞受賞。2013年より読売新聞読書委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

13
「ハードの建て替えを、市民コミュニケーションの契機にする」という山崎亮さん、藤村龍至さんの意見に惹かれた。確かに、日本人はハコモノができると最初はチヤホヤするが、どう生かしていくかを考えないし、行政や企業が改装でもしない限り、汚れて古くなる一方だ。そのくせに、あれこれ陰口を叩いたり、クレームはつける(これは、自分の地元に地味だが自由度の高い施設ができた時、実際に直面したこと)。これからは受け身な客ではなく、前向きなキャストとしてハードを作っていくのがいいと思う。2018/04/25

Humbaba

10
震災が発生した直後であれば、多くの人が復興の支援をしてくれる。ただし、それは永遠に続くものではない。それぞれの人にはそれぞれの生活があるため、いずれは自分たちの生活に戻っていく。そのことを認識した上で、支援してくれる人がいなくなっても回るシステムをつくり上げることが重要である。2013/10/30

しゅんぺい(笑)

6
出てくる話し手がみんな熱心でかなりのレベルの高さが伺える。 すごく良心的な作品だと思うけど、テーマがテーマ。自分にはとっつきづらいテーマでした。 東北の被災地復興論と、地域活性化論の二つ。前半の復興論は、おもしろかった。 もっと「復興」という言葉をいろんな面からとらえてほしい、という専門家の言葉が、印象的でした。復興は、もっとささいなことからであってもいい。2013/11/13

Takako

5
当事者意識と想像力を持って、ここに登場している人たちと仕事をしてみたいと、とても思った。2013/09/25

ceskepivo

4
各方面の若手論客による「復興」、「地域活性化」に関する議論を収録。話し言葉を記録しているので、分かりにくいところもあるが、「ああ、こういう人もいるのか」と関心が持てて、彼らの著作を読んでみたくなる。藤沢氏の「見えないものものの復興」の重要性の指摘、藤村氏の小学校というインフラからの町おこし、という指摘はなるほどど思った。2014/04/13

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