朝日新書<br> キャリアポルノは人生の無駄だ

電子版価格
¥799
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

朝日新書
キャリアポルノは人生の無駄だ

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 227p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784022735089
  • NDC分類 159
  • Cコード C0236

出版社内容情報

【社会科学/社会】自己啓発書を「キャリアポルノ」と呼び、その依存症が日本の労働環境の特殊性からくることを欧米と比較しつつ毒舌とユーモアたっぷりに論じ、疲れぎみの若者にエールを送る。twitter界のご意見番、May_Romaさんの初新書!

内容説明

自己啓発書を読んで「オレって何かスゴイ」と興奮するが、現実が改善された形跡がない…そういうあなたは「キャリアポルノ依存症」です!マネジメントの不在を社員の精神主義でカバーする日本の労働環境と自己啓発書ブームの深い関係―。やる気がでれば、それでいいのか!?

目次

第1章 「自己啓発書」は「キャリアポルノ」だ(「自己啓発書」とは何か?;「自己啓発書」の特徴―下品、字が少ない、余白が多い ほか)
第2章 人は何故「キャリアポルノ」を必要とするのか(「キャリアポルノ」はドラッグの代わり;「キャリアポルノ」のターゲット ほか)
第3章 私はどのようにしてmay_romaになったか(実は「競争命」の日本的な労働観;海外に脱出して、日本的な労働観から脱け出るまで ほか)
第4章 “労働”とは何か(働くことだけが「自己実現」ではない;「自己実現」を働くことだけに求めてしまう日本人 ほか)
第5章 人生を楽しむための具体的な方法(私は私、あなたはあなた、成功者は成功者と自覚する;自分を受け入れる ほか)

著者等紹介

谷本真由美[タニモトマユミ]
1975年神奈川県出身。シラキュース大学大学院修士課程修了。コンサルティングファーム、国連食糧農業機関(FAO)などを経て、現在はロンドンの金融機関に勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

115
キャリアポルノという刺激的な言葉を初めて聞いたが、確かにキャリアポルノにはまってるなぁと実感した。みんな何かに縋りたい気持ちなんだろうなと思う。著者の見た外国がすごく眩しく感じた。2013/12/09

活字スキー

27
意識高い系をこじらせるとめんどくさい性格になるんだなぁ~、という感想。自分が本を読むのは趣味であり、そこから何か役に立つものが得られればそれに越した事はないけど、基本的には「面白ければよかろうなのだァ!」と思ってる。ましてや、自己啓発本をチョロッと読んだくらいで人生一発逆転決められるなんて夢見るほどピュアなコドモじゃござんせん。それでも、この本を読んではっとさせられた人は、それまでの自分の迂闊さを省みる良いきっかけにはなるかもね。著者の主観が強すぎるから、あんまり真面目に受け取らない方が良いと思う。2016/04/12

黒頭巾ちゃん

27
「自己啓発書を読むのは負け組」といったような衝撃的な文言が溢れています。が、理性で読むと至極まっとうですwとにかく行動することでしか、状況は変わらないのです。アメリカナイズされた日本は、労働=自己実現=自由(アウシュビッツには働けば自由になると)と思っています。日本では、ブラック企業は刑務所以下の国です! アメリカと同じです。貧困の差のあるアメリカも自己啓発書は売れまくっています。一方、欧州は「足るを知る」です。自己実現とは自分らしく生きることで、幸せは自分で決めるものです。自分らしくがっつかず生きよう2014/10/24

hiromi go!

27
キャリアポルノとは、著者による造語で、自己啓発本を読み漁る行為を指す様です。ポルノとは、即ち人の行為を見て満足して、実際の行為に移さない事の比喩的表現の様です。世の中には、ポルノを見ないと実際の行為に移れない人も居る様ですので、既にこの造語自身インチキ臭いです。著者の主張は不明ですが、自己啓発本を十把一絡げにインチキと断じ、ひたすら自分が優秀であると自慢し、いかに自己啓発本を読む人間が低能であるかと、狂乱状態でとうとうと論じます。我が人生で出会った中で、群を抜いて最もくだらない本でした(´・_・`)2014/09/28

GAKU

26
第1だけ読めば充分。2022/09/19

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/6857836
  • ご注意事項