朝日新書<br> 太陽大異変―スーパーフレアが地球を襲う日

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朝日新書
太陽大異変―スーパーフレアが地球を襲う日

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  • サイズ 新書判/ページ数 212p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784022735072
  • NDC分類 444
  • Cコード C0244

出版社内容情報

【自然科学/天文】「太陽の大爆発・スーパーフレアが生物種大量絶滅を起こした?」「銀河中心爆発の謎は太陽に隠されている」など世界的科学誌「Nature」の査読者も恐れる論文を発表した太陽物理学の権威が、太陽と宇宙の謎に迫る科学的興奮の一冊。

内容説明

1000年に一度のスーパーフレアで全地球停電、通信障害、大量の放射線、オゾン層破壊で有害紫外線が降り注ぐ!?太陽物理学の第一人者が本当は恐ろしい太陽の「正体」を解き明かす!知的好奇心を満たし、人類が生き延びるための新・天文学。

目次

序章 スーパーフレアが地球を襲う日
第1章 スーパーフレアの脅威
第2章 フレアはどのように発生するのか
第3章 黒点の謎
第4章 フレアの統一理論と宇宙ジェット
第5章 「宇宙天気予報」の実現を目指して

著者等紹介

柴田一成[シバタカズナリ]
京都大学大学院理学研究科附属天文台長、京都大学宇宙総合学研究副ユニット長(兼任)。1954年大阪生まれ。京都大学大学院理学研究科博士課程中退。理学博士。愛知教育大学助手、同助教授、国立天文台助教授を経て現職。著書に『太陽の科学 磁場から宇宙の謎に迫る』(NHKブックス、第26回講談社科学出版賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミッキー

2
太陽活動のメカニズムが興味深いが、やはり、氷河期や大停電といった活動からもたらされる影響について、怖いもの見たさの感覚もあり一気に読みました。これだけの研究成果を手軽に読むことが出来、大満足でした。2013/07/21

kaz

1
太陽面での爆発、フレアにより発生した大量のプラズマが地球に到達し、大停電が発生。1989年に実際にカナダで発生した事件。これの千倍を超えるスーパーフレアが千年に一度発生する可能性がある。電脳社会でスーパーフレアが発生した場合、壊滅的な被害が予想される。冒頭の警句から始まり、フレアやジェット噴流など恒星を中心に宇宙で発生する現象の最先端の解釈をわかりやすく説明。漢字の「日」の真ん中の棒は黒点で、古代中国では黒点をカラスと捉え、日本では太陽に住む「八咫烏」になったなど余談も充実。2013/08/21

takao

0
起こらないとは言えない。停電、通信障害、紫外線の可能性も 2017/11/16

オフィス派の宇宙図

0
逆向きの磁力線が接すると磁力線の繋ぎ変え(磁場リコネクション)が起きて、プラズマを引き、猛烈な爆発が起きる。これがフレア。核融合発電が難しいのも磁場リコネクションで磁場のシールドが破れてしまうから。2016/01/27

masagiorno

0
そう話題には上がらないが,太陽では1日に3回くらい小さなフレア(大爆発)が起こっている。大きなものだと磁気嵐の影響で地球はかなり大きな影響が及ぼされるらしい。実際1989年にカナダで起こった大停電もその影響を受けていた。雲や雷,そして地震も太陽の黒点数と相関性があるらしく,自然災害も地球の問題ではなく、宇宙とも大きく関わっているんだと改めて思った。2013/08/21

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