内容説明
杉下右京の新相棒・神戸尊が本格始動！かつての左翼過激派・本多篤人の帰国から事件が起きる「カナリアの娘」、老婦人と尊のやりとりがほほえましい「ミス・グリーンの秘密」、鉄道マニア向けＤＶＤがカギを握る「背信の徒花」など６篇。腹肉ツヤ子による「相棒とわたし」も必読。
著者等紹介
輿水泰弘［コシミズヤスヒロ］
１９６０年生まれ。フリーのコピーライターを経て脚本家デビュー
戸田山雅司［トダヤママサシ］
１９６２年生まれ。大学在学中から劇団「第三舞台」に参加。「奇妙な出来事」で脚本家デビュー
徳永富彦［トクナガトミヒコ］
１９７４年生まれ。脚本・監督作品がハノーヴァー国際映画祭グランプリ受賞を始め、各国で評価を得る
太田愛［オオタアイ］
大学在学中より始めた演劇活動を経て、１９９７年テレビシリーズ「ウルトラマンティガ」で脚本家デビュー
福田健一［フクダケンイチ］
１９６７年生まれ。２００８年「第８回テレビ朝日２１世紀新人シナリオ大賞」を受賞し、脚本家デビュー（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
再び読書
49
ミッチーとの序章、シリーズもののレギュラーとの駆け引きも面白い。しかし、一番の変わり者の杉下右京が際立つ。単体でどうこう言うより、暇つぶし的に楽しめば良い。時々テーマの重さに沈む事もあるが、凝っているホームズばりの謎解きを楽しめば良いと思う。2015/02/20
十六夜（いざよい）
20
新相棒・神戸尊が本格始動！ かつての左翼過激派・本多篤人の帰国から事件が起きる「カナリアの娘」、老婦人と尊のやりとりがほほえましい「ミス・グリーンの秘密」、鉄道マニア向けDVDがカギを握る「背信の徒花」など６篇。解説は腹肉ツヤ子によるコミックエッセイ。≪連続ドラマ第８シーズンの第１話~第６話を収録≫2019/07/14
藤月はな（灯れ松明の火）
20
新相棒、神戸尊君登場。右京さんの神戸君への猫みたいな警戒ぶりと右京さんの言動に対して子供っぽくなりながらも懐き始める神戸君が可愛く、思える不思議(笑)特に「ミス・グリーンの秘密」では神戸君が可愛くもかっこいいですよ！実は「カナリアの娘」の思わず、右京さんがひきつった神戸君のやけに意味深な言葉、大河内さんとの関係性に当時、ＢＬを読み始めたばかりの私が爆笑し、家族から変な目で見られました（←オイオイ・・・）「背信の徒花」は民営化による官僚の利権の貪りと人間の欲深さ、それに抗う個人の姿が苦かったです。 2012/02/07
黒猫
14
ミッチー演じる神戸尊が特命係にやってきて間もない頃のお話。右京さんと神戸くんがぶつかり合いながらも、お互いのことを少しずつ理解していって距離を縮めていく様子が微笑ましいです。上巻収録の話の中では、「ミス・グリーンの秘密」が好きです。太田愛さんが書かれる話は、トリックうんぬんより、登場人物の人間味あふれる行動にスポットが当たっていますよね。自らが盾となった神戸くんが、かっこよかったです！2012/01/14
二分五厘
12
『カナリアの娘』"赤いカナリア"本田篤人登場。生物学的娘との確執と邂逅。たまきさんから神戸君を引き離そうとする右京さんが(ﾉ≧▽≦)ﾉ『さよなら、バードランド』この二人、出張捜査の確率高いなぁ。『ミス・グリーンの秘密』神戸君クールぶっててかなり人情家。『錯覚の殺人』杉下右京、その着想の原点に何があるのか、依然として、謎多し。『背信の徒花』国土省の官僚が落ちた穴とは？『フェンスの街で』神戸君の模範的な解答から、独創的な答えを導き出す右京さん。いいコンビ。腹肉ツヤ子さんのおまけマンガがツボw2016/07/01
