朝日文庫<br> 沖縄の帝王 高等弁務官

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朝日文庫
沖縄の帝王 高等弁務官

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  • サイズ 文庫判/ページ数 463p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784022611383
  • NDC分類 219.9
  • Cコード C0131

内容説明

1945年から1972年までの27年間、沖縄はアメリカの軍政下にあった。その後半の15年間、オールマイティの「帝王」として絶大な権限を握ったのが、沖縄駐留軍の司令官を兼ねる軍人である高等弁務官であった。現在、沖縄県知事をつとめる研究者が、六代にわたる彼らの足跡を通じて描く沖縄戦後史。

目次

第1部 高等弁務官登場の背景(高等弁務官とは何か;初期占領下の沖縄の軍政)
第2部 歴代高等弁務官の施政(初代ムーア高等弁務官の時代;ムーア施設と対照的なブース時代;内部分裂深まるキャラウェイ時代;“政治の季節”を迎えたワトソン時代;日琉一体化路線のアンガー時代;最後の高等弁務官ランパートの時代;沖縄分離の背景についての一考察)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ふら〜

1
沖縄における高等弁務官制度の由来と、その時代の政治史を解説。その前史である民政副長官時代のことも解説しており、占領から復帰までの米軍政を一気に浚える。元県知事の大田さんの著作だが、やはり学者らしい淡々とした客観的な筆致で読みやすい。紙面の制限により端折らざるを得ないところもあったたろうが面白い。当時のアメリカ外交や政治状況も頭に入れたうえで読むと、高等弁務官の統治の考え方の理解も進む。2017/10/29

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