極北ラプソディ

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  • サイズ B6判/ページ数 389p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784022509208
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

赤字建て直しをはかる世良院長、目前の命を必死に救う救急医の速水、孤島の診療所の久世医師の姿をとおして、再建の道をさぐる。『極北クレイマー』に続くメディカル・エンターテインメント第2弾。

著者等紹介

海堂尊[カイドウタケル]
1961年生まれ。外科医、病理医を経て、独立行政法人放射線医学総合研究所重粒子医科学センターAi情報研究推進室室長。2006年、第4回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞し、『チーム・バチスタの栄光』(宝島社)で小説家デビュー。2008年、『死因不明社会』(講談社ブルーバックス)で第3回科学ジャーナリスト賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とら

278
最後の久世先生の言葉で全てが救われた。もう何から何まで、全てが大丈夫だと思った。最近、何故か地方の問題について扱った作品多くを読んでいるのだが、それらが全て満場一致で「市民」にも問題があると言っているのだ。読んでいる限り確かにそうらしく、その身勝手さにイラつきさえ感じる。でも…正直医師の立場になったらそうだが、じゃあ市民の立場になって見たらどうなんだろう?と。結局財政破綻するのなんて問題がその市皆にあるわけで、一方を責めるのはお門違いなんだよなあ。だから久世先生の一言「自分の道を進めばいい」が余計響いた。2014/01/05

hiro

270
桜宮サーガの旧友?世良、花房、速水と久しぶりに会えて楽しかった。第一章はクレイマーの続きで湿った雪のように重かったが、第二章のドクターヘリから断然動き軽快でになり面白くなった。最後章に出てきた、あの後藤医師も見違えるように変わっていて、今後の極北市民病院にも少し明るさが見えた終わり方も良かった。そういえば、ハヤブサはブラックペアンでは世良と親密な関係だったのが、ジェネラル・ルージュでは速水に好意を持っていたので気になっていた。まだ読んでいないブレイズメスで何かあったのか気になるので、読んで見ようと思う。 2012/10/03

ダイ@2019.11.2~一時休止

231
極北篇その2。ようやく病院の進むべく道も定まってきた中での物語。速水がカッコイイ。2014/04/19

ひめありす@灯れ松明の火

201
そして空舞うハヤブサが最後に選ぶのは、白衣のポケットの中の真っ赤なルージュか、それとも白衣の胸に咲く白糸の花か?!な一冊でした。え?花房師長速水先生いらないの??じゃあ私が貰っちゃうよ??とジェネラル好きとしては思ってしまうのでした。桜宮サーガの時間軸としてはアツシ君シリーズの次くらいに未来になるのかしら??と思いながら読みます。私はこの人の主義主張とかよりも、登場人物が好き勝手喋っているシーンが好きなので、バトルロワイヤルな漂泊での飲み比べとか、五條看護師と大月操縦士の星間飛行が、お気に入りのシーンです2012/09/10

そのぼん

182
救急医療や医療費未払いなど医学界の問題が描かれていたのが面白かったです。それと、バチスタシリーズのキャラがちらほらしていたのも、『おっ!』って感じでした。2012/01/06

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