杉下右京の事件簿

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  • サイズ B6判/ページ数 284p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784022507891
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

休暇で訪れたスコットランド。小さいながらも伝統あるウイスキー蒸溜所で右京は、「50年物」スコッチの蔵開きに立ち会うことに。当日、蔵をあけるとそこには、樽の中に閉じこめられた瀕死の職人が。10年前に続く、密室殺人。ふたつの事件の共通点に注目する右京…(第1話 霧と樽)。麻薬密輸犯の護送を依頼され、奄美大島に出張した右京。暴力団幹部の犯人は、ともに逮捕された中国人船員とともに逃走する。逃げ込んだ山では、奄美に伝わるイタズラ好きの妖精「ケンムン」の目撃情報が。海に囲まれた島から、強行突破を図る犯人。本当の狙いを見抜いた右京が追う…(第2話 ケンムンの森)。「相棒」オリジナル小説。

著者等紹介

碇卯人[イカリウヒト]
1960年、福岡県生まれ。日本推理作家協会、本格ミステリ作家クラブに所属する某ミステリ作家の別名。朝日文庫の『相棒』ノベライズを担当し、『杉下右京の事件簿』が同シリーズ初のオリジナル小説となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

美登利

46
実は第一話目読んだだけで期限が来たので返却。でもスコットランドでの右京さんは、さすが留学経験ありの余裕で現地の人との会話もスムーズです、何よりもスコッチウイスキーの蒸留所という場所での事件は日本ではドラマの中でもないことなので、想像するしかなかったけど美味しそうな香り漂う推理でした。博識な右京さんの見せどころ満載でした。もう一つのお話は奄美のようです。初代相棒の亀山くんとコンビ解消のあとのお話として書かれています。碇さんは別の作家名でも活躍されているとか。どんな作品なのか気になりました。2014/06/09

七色一味

36
読破。今現在、TVでの推理モノって言うとやはりこの作品でしょ。雰囲気と推理を楽しめるし、杉下右京さんの長セリフも大好きで、その雰囲気を味わいたくて借りてみました。本書では2編を収録。スコットランド編では、スコッチに関する造詣が深く、小出しにする薀蓄も嫌味がなくていい感じ。ま、トリックは「ありかよ!」というものですが、ま、良しとする(笑) 日本編では奄美大島に、容疑者護送のために赴いて、事件に巻き込まれるというパターン。こちらは逆に、能動的な容疑者に手を焼く姿も。『冒険』も、機会があったら読みたいな。2012/12/17

ゆきおんな

32
相棒シリーズがテレビで始まったので、思わず手が伸びました。期待を裏切らない右京さんの推理が素敵です。スコットランドでの事件と奄美を舞台にしたお話の2本立てでした。私は、スコットランドのお話のほうが気に入っています。お酒を飲まない私でも、ウイスキーを楽しんでみたくなりました。ウイスキー好きの方なら、飲まずにはいられなくなるかもしれません。南国でひと暴れする右京さんも良かったです。右京さんが人差し指を立てて話す姿が目に浮かんできます。2016/11/12

まる

26
一つ目は特命係が解散され、右京さんが休暇を取って行ったスコットランドでの事件、もう一つは亀山くんが特命をやめ、次の相棒が来る前の、奄美大島での事件。どちらも、トリックがどうこうというより右京さんの活躍が見られて楽しかったです。もちろん、相棒がいた方が良いんですが…相棒ファンとして楽しめる作品でした。2015/03/04

のほほん@灯れ松明の火

23
国外のスコットランドだろうが、奄美大島だろうが、右京さんは やっぱりどこでも、右京さんでした。 スケールの大きなトリックや未知のウイルスや。。。 それを淡々と解決していくのが、相変わらず面白かったです。2011/05/24

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