出版社内容情報
チャールズ・ダーウィンの孫娘による本書は,ダーウィン家の群像をはじめヴィクトリア朝の上流階級の人間模様を描き,ケンブリッジの街並み,風物をいきいきと蘇えらせる.19世紀後半の古き良き時代の英国を描いた至上の回想記として英米圏でベストセラーになり,今も読み継がれている.著者自身による秀逸な挿絵を多数収録.(解説=長谷川真理子)
内容説明
『種の起原』であまりにも著名なチャールズ・ダーウィンの孫娘による本書は、ダーウィン家の群像とヴィクトリア朝上流階級の人間模様をウィットとユーモアあふれる表現で生き生きと描き出す。百数十年前のケンブリッジの街並みと、多くの科学者を育んだダーウィン家の人々が蘇ってくる。著者自身によるペン画の挿絵も魅力的であり、古き良き時代の英国を描き出す至上の回想記として英米ではベストセラーにもなった。待望の復刊。
目次
プレリュード
ニューナム・グレンジ
教育理論
教育について
淑女たち
紳士淑女のつつしみ
エティ伯母さん
ダウン
幽霊の夢・こわかったこと
五人のおじ
宗教
スポーツとゲーム
服装
社交界
著者等紹介
ラヴェラ,グウェン[ラヴェラ,グウェン][Raverat,Gwen]
1885‐1957年。チャールズ・ダーウィンの孫娘、天文学教授ジョージ・ダーウィンの長女としてケンブリッジに生まれ育つ。スレイド美術学校で油絵を、独学で木口木版画を学ぶ。フランス人の画家ジャック・ラヴェラと結婚してフランスに住むが、夫の早逝後にケンブリッジに戻り、木版画の制作に集中。象徴的な光と影の表現を木口木版画で試みた先駆者。1952年出版の本書は英米でベストセラーとなり、今も読みつがれる
山内玲子[ヤマノウチレイコ]
翻訳家。二〇年にわたりイギリスの木口木版画の紹介に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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