内容説明
「世界で最も深刻な人権侵害に苦しんでいる人々のために」。そんな夢を抱いた女性弁護士は、思い切って仲間と国際人権NGOを立ち上げる。現地で被害の実態を調査し、関係国政府に働きかけ、また被害者を励ます。東南アジア、イラク、3・11被災地、福島…と飛び回り、人権侵害をなくすためにねばり強く取り組んできた著者の報告。
目次
1 弁護士業務と、国際人権活動と
2 報道とまったく違う―アフガニスタン難民キャンプで
3 日本は期待されている―アメリカ留学での出会い
4 とにかく、国際人権団体を立ち上げよう
5 ビルマ(ミャンマー)―国境付近で、未来の法律家を育てる
6 フィリピン―調査・発表で、暗殺と闘う
7 カンボジア―虐殺の記憶、立ち退きと闘う
8 イラク―戦争後も子どもの未来が奪われている
9 日本にもある人権侵害―3・11後の人権状況
エピローグ まず、知り、人に話すこと
著者等紹介
伊藤和子[イトウカズコ]
弁護士。国際人権NGOヒューマンライツ・ナウ事務局長。ミモザの森法律事務所代表。1994年に弁護士登録以来、女性・子どもの人権、えん罪事件、環境・公害訴訟など、人権課題に関わって活動。アジアの子どもの商業的性的搾取に関する問題、イラク人質事件など、国境を越えた問題にも取り組む。2004年、ニューヨーク大学ロースクールに客員研究員として留学。2005年、ジュネーブの国連人権機関でのインターン、ニューヨークの米国人権NGOでの国際協力弁護士を経て、2006年、日本から国境を越えて世界の人権問題に取り組む国際人権NGOヒューマンライツ・ナウの立ち上げに関わり、事務局長に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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