内容説明
「冬のソナタ」にはじまる韓流ドラマは、日本社会にすっかり定着した感がある。なぜそれほどまでに惹きつけられるのであろうか?「初恋」「私の男の女」「レディプレジデント」等二五本のドラマの社会的・歴史的背景にふれながら、女性の生き方に焦点をあてて読み解く。韓国社会の今や、苦難に立ち向かう女性の姿が浮かび上がる一冊。
目次
第1章 貧しさと暴力のもとで―一九九〇年代のドラマに描かれた女たち
第2章 家族の中の女たち―血縁と性別役割に縛られて
第3章 母親の権利をもとめて―戸主制の問題を描いたドラマ
第4章 母も子も地獄―少子化時代の子育て
第5章 急増する離婚の中で―したたかに生きる女たち
第6章 雑草のように生きる―涙と笑いで突き進む女たち
第7章 リーダーシップをつかめ―社会で活躍する女たち
著者等紹介
山下英愛[ヤマシタヨンエ]
1959年東京に生まれる。1996年梨花女子大学大学院女性学科博士課程修了、博士(国際関係学/立命館大学)。現在、立命館大学非常勤講師。専攻は女性学、韓国文化論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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