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岩波新書
新・現代アフリカ入門

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  • サイズ 新書判/ページ数 250,/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004314233
  • NDC分類 302.4
  • Cコード C0231

内容説明

「アフリカの年」から約半世紀、グローバル化が進展する中で、人々の生活、社会や環境に何が起きているのか。欧米日による資源奪い合いの構造を浮き彫りにし、中国など新興国とのかかわりの実情に迫る。四〇年あまり現地に寄り添い、そこに生きる人々と密に触れ合ってきた著者が、「人々のアフリカ」の課題と可能性を熱く説く。

目次

第1章 所変われば品変わる
第2章 民主化の二〇年
第3章 独立は誰のために
第4章 ポスト・アパルトヘイトの今
第5章 冷戦後の戦争と平和
第6章 飢えの構造
第7章 ワシントン・コンセンサスから「北京コンセンサス」へ
終章 人々が変えるアフリカ

著者等紹介

勝俣誠[カツマタマコト]
1946年東京都生まれ。早稲田大学政治経済学部卒、パリ第一大学博士課程修了(開発経済学博士)。パリ第三大学、貿易研修センター(静岡県富士宮)、アフリカ・ダカール大学、フランス社会科学高等学院、カナダ・モントリオール大学などでの勤務を経て、明治学院大学国際平和研究所所長・同大学国際学部教授。専攻、国際政治経済学・南北問題(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アーロン

7
富裕国「北」と発展途上国「南」が今後どのように繋がっていくべきかの道標のような書。独立戦争から内戦、国政の悪事、政治的リーダーの台頭と衰退、旧宗主国の思惑、土地資源を活用したビジネス、様々な歴史がわかった。僕が世界と僅かだが繋がることのできる書。2019/10/31

ぼのまり

5
20年前に著者が執筆した「現代アフリカ入門」をその後のアフリカ大陸各国の情勢変化を踏まえながら再整理、考察した1冊。先進国がアフリカを陵辱している風の論調が鼻につく人もいるようであるが、これからのアフリカをアフリカ人自身で作っていけるように考えるのであれば、忘れてはならない視点だろう。それまでに中国に食い尽くされないことを祈る。2013/07/06

にゃん吉

4
アフリカはなぜ豊かになれないのかという問題設定と、南北問題の視点を貫き、現地の実情を広く浅く紹介する入門書。2013年刊行で、中国の進出辺りまでが紹介されています。本書からは、アフリカは広大で、ひと括りにできない事情がそれぞれの国にあって、というところや、豊かさの獲得を阻む諸問題の解決が一筋縄ではいかないことが垣間見れます。著者は、下からの民主化とか、市民の力によるアフリカの発展に期待されているようでしたが、そんな経験もなく、何となく豊かさを享受している本邦の国民としては、複雑な感もありました。  2020/08/02

今庄和恵@マチカドホケン室/コネクトロン

3
他の方のレビューにもあるように、とにかく読み辛い文章。これでワリくってる、もったいない。ネイティブではなく、しかし「北」側の人間として上から目線でもなく、気遣いのある距離感で寄り添われてるというとこに好感が持てました。北が南を搾取する、それに米ソの対立が火に油を注いだってのが今ある問題のすべての根っ子ではないか。なぜ北は豊になれて南はダメだったのか、ということは多分ジャレド・ダイアモンドの銃・病原菌・鉄を読めばわかると思うのだけど。2015/02/04

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3
今日現在のアフリカの国々の状況を把握することが出来るという点では入門書と言える。でも、正直250ページの内容とは言え表現が難しく修飾されている為、読むのに苦労したよ。また、多くの問題については本書を読むことによって理解は出来るが、事実として提示されるだけで初心者の自分にはどういう方向に各国が進めばいいのかは謎のままだったのは不満。ただし、アフリカの年と呼ばれる多くの国が植民地から独立してから60年以上経った今でも、宗主国や欧米の国々との関係は今だに搾取する側とされる側の関係が続いているのはよく理解できた。2013/07/19

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