出版社内容情報
「やは肌のあつき血汐にふれも見で」「東海の小島の磯の白砂に」──懐かしくも新鮮な歌の数々は,私たち日本人の感性の源として,永遠に伝えていくべき豊かな財産である.〈日本人ならこれだけは知っておいて欲しい〉近代100首を当代随一の歌人が選び,心熱くなるエッセイとともに,未来へ贈る名歌集.
内容説明
「やは肌のあつき血汐にふれも見で」「友がみなわれよりえらく見ゆる日よ」―懐かしくも新鮮な歌の数々は、日本人の感性の源として、永遠に伝えていくべき豊かな財産である。明治・大正期を中心に、“日本人ならこれだけは知っておいて欲しい”近代一〇〇首を当代随一の歌人が選び、心熱くなるエッセイとともに未来へ贈る。
目次
第1章 恋・愛―人恋ふはかなしきものと
第2章 青春―その子二十櫛にながるる黒髪の
第3章 命と病い―あかあかと一本の道とほりたり
第4章 家族・友人―友がみなわれよりえらく見ゆる日よ
第5章 日常―酒はしづかに飲むべかりけり
第6章 社会と文化―牛飼が歌よむ時に
第7章 旅―ゆく秋の大和の国の
第8章 四季・自然―馬追虫の髭のそよろに来る秋は
第9章 孤の思い―沈黙のわれに見よとぞ
第10章 死―終りなき時に入らむに
著者等紹介
永田和宏[ナガタカズヒロ]
1947年滋賀県に生まれる。1971年京都大学理学部物理学科卒業。高安国世に師事し「京大短歌会」「塔」会員となる。1992年より「塔」主宰。宮中歌会始詠進歌選者、朝日新聞歌壇選者。2009年紫綬褒章受章。現在、歌人、細胞生物学者。京都産業大学総合生命科学部教授・学部長、京都大学名誉教授。主要歌集:『饗庭』(砂子屋書房、若山牧水賞・読売文学賞)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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