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岩波新書
オバマ演説集

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  • サイズ 新書判/ページ数 250p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004312260
  • NDC分類 310.4
  • Cコード C0231

出版社内容情報

バラク・オバマの名をアメリカ中に知らしめた2004年の民主党全国大会の演説から、2009年1月の大統領就任演説、そしてノーベル平和賞受賞講演までを収めたオバマ演説集の決定版。オバマが目指す世界が見えてくる。

内容説明

バラク・オバマの名をアメリカ中に知らしめた二〇〇四年の民主党全国大会の演説から、二〇〇九年の大統領就任演説、核兵器廃絶を訴えたプラハ演説、そしてノーベル平和賞受賞演説までの一〇本を収録したオバマ演説集の決定版。人種の壁を乗り越え初の黒人大統領となったオバマは、いかなる価値に基づき、どのような世界を目指しているのか。

目次

1 ホワイトハウスへの道(民主党全国大会演説「大いなる希望」;人種問題演説「さらに完全な連合体に」;指名受諾演説「アメリカの約束」;勝利演説「変革の時」)
2 変革への挑戦(大統領就任演説「新しい責任の時代」;プラハ演説「核なき世界へ」;カイロ演説「イスラムとの新たな始まりへ」;議会演説「医療保険改革を成し遂げる時」;東京演説「太平洋国家アメリカ」;ノーベル賞受賞演説「正しい戦争、正しい平和」)

著者等紹介

三浦俊章[ミウラトシアキ]
1957年鹿児島市生まれ。早稲田大学政経学部卒業、国際基督教大学大学院修士課程修了。1984年朝日新聞社入社。ワシントン特派員、政治部次長、論説委員などを経て、現在、朝日新聞記者。2009年8月から1年間の予定で米ハーバード大学研究員(日米関係プログラム、国際交流基金安倍フェロー)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

もくもく

5
トランプ大統領の9.11メッセージを読んで、なんとなくオバマ前大統領の演説が読みたくなり手に取りました。 民主党全国大会の演説から、ノーベル平和賞受賞演説までの10編が載っています。これを読むとオバマ氏は、常に平和への理想を語っていた大統領だったことがわかります。もちろん世界を動かす超大国米国の指導者に求められるのは、理想だけではない清濁併せ呑む現実の政治力であると思いますし、オバマ政権でそれが達成されたとは言い難いことも理解できます。それでもオバマ氏の語る世界平和への理想は記憶されるべきだと感じました。2017/09/20

アクセル

2
今、改めてオバマ前大統領の言葉を読む。平易な言葉で語られた崇高な理想が、少しでも実現されていればと惜しまれる。2017/10/18

壱萬弐仟縁

1
就任当時は、かなり日本でも出版されていたが、評者はビン・ラディンを発見し次第、殺害した、との報を聞き、結構冷酷な人だな、という印象をもっていた。「職を失った人に職を、ホームレスの人に家を与え、アメリカ中の都市部の若者を暴力と絶望から立ち直らせる」(15ページ)との指摘は、アメリカだけの課題でなく、日本や多くの国の重要テーマだ。「最終的に大切なことは、テロリストたちが核兵器を手にすることをを決して許してはならないということです」(122ページ)。大量破壊兵器なくとも、原発事故で苦しむわが国も注視したい。2012/07/24

ごま

1
知らず知らず以前読んだヴァイツゼッカーの演説を思い出していた。オバマ大統領のそれは分かりやすい言葉で何度も聞き手の心に響かせる点で異なるも、思わず引き付けられる点で共通しているように思う。特に人種問題演説と勝利演説には強い引力のようなものを感じた。これは思わず聞き込んでしまう。個人的には、何度か引用のように登場していたキング牧師の演説を改めて詳しく知りたくなった。2010/09/18

kyomi

0
勝利宣言の高揚感は圧倒的。言葉の力を思い知る。左右を問わずひとつのアメリカとして問題を解決することや、万能ではないとはいえ市場の機能を信頼することに対して、大いに期待を持たせる内容だが、オバマ時代の評価は、今年の代表選で保護主義に傾倒する候補者が選ばれていることに端的に表れている。とはいえ、これだけの演説をする候補と、それを聴きいれる国民の関係はいいなぁ。32016/07/15

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