出版社内容情報
環境破壊が深刻化し,人間の存在そのものがそれを加速しているいま,私たちはどのように自然とつきあっていけばよいのだろうか.生態学のパイオニアであり,半世紀もの間,自然保護のために精力的に行動してきた著者が,二一世紀に向けての自然との共存方法を,先人たちの軌跡や,自然誌博物館の設立など自らの体験を踏まえて語る.
内容説明
環境破壊が深刻化し、人間の存在そのものがそれを加速しているいま、私たちはどのように自然とつきあっていけばよいのだろうか。生態学のパイオニアであり、半世紀もの間、自然保護のために精力的に行動してきた著者が、二一世紀に向けての自然との共存方法を、先人たちの軌跡や、自然誌博物館の設立など自らの体験を踏まえて語る。
目次
1 自然保護の軌跡(自然保護の歴史から;自然保護活動の流れ;第二の環境の時代)
2 生態学の視座から(環境問題に対する生態学的アプローチ;生態系の保全戦略;人間と自然との共存・共生;視覚的な景観と複合的な景相)
3 生物と環境(環境とは何か;生物の多様性をめぐって;持続性の原則;自然の復元と生態系のリハビリテーション)
4 自然を知る(現代生態学の思想的背景;地理学と生態学との接点;自然誌博物館作りとその役割;エコロジー・パーク)
5 危機のなかの自然(日本の自然は、いま;滅びゆく日本の草原;国指定天然記念物の問題;保全生物学のために)
著者等紹介
沼田真[ヌマタマコト]
1917年茨城県に生まれる。1942年東京文理科大学生物学科卒業。専攻は生態学。現在、千葉大学名誉教授、千葉県立中央博物館名誉館長、財団法人日本自然保護協会会長、日本環境教育学会会長。紫綬褒章(1983)、秩父宮記念学術賞(1984)、学士院エジンバラ公賞(1988)受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やすらぎ🍀
入江
Takao
ねええちゃんvol.2
しまゆう