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岩波新書
白球礼讃―ベースボールよ永遠に

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  • サイズ 新書判/ページ数 223p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004300649
  • NDC分類 783.7
  • Cコード C0275

出版社内容情報

暑い草いきれのなか,白球を追う.無心になってゲームをするときの幸福感――.草野球チームの監督兼三塁手としてプレーする詩人が,アメリカの野球殿堂を訪ね,チームの公認を得る.そこには元大リーガーも入団する! さらにグラヴやバットの職人を訪ねては,野球への情熱を聞く.ベースボールへの愛が一杯に詰まった一冊.

内容説明

暑い草いきれのなか、白球を追う。無心になってゲームをするときの幸福感―。草野球チームの監督兼3塁手としてプレーする詩人が、アメリカの野球殿堂を訪ね、チームの公認を得る。そこには元大リーガーも入団する。さらにグラヴやバットの職人を訪ねては、野球への情熱を聞く。ベースボールへの愛が一杯に詰まった一冊。

目次

ダイアモンドよ永遠に
ライオンズとチョンギース
天職野球への道
たった一人のワールドシリーズ
クーパースタウン殿堂攻略記
幻の軟式ボールを求めて
野をひらくバット
グラヴ職人との一夕
最後のシャドウ・ベースボール
レロン・リー、ファウルズに来る

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

YO)))

26
身体性と詩情をこうも自在にのびのびと行き来できるものかと、しかしそれもベースボールの無限の懐の故であると。 作中幾度も言及されているW.P.キンセラ「シューレス・ジョー」に勝るとも劣らぬおかしな随筆だと言いたい。最高。2017/10/20

秋 眉雄

19
『九年にわたる編集者の仕事で、すぐれた作家に接するうちに、多くを学ぶことができた。そのうちのもっとも単純でもっとも心に残る教えとは、報われなくとも好きなことだけをやれというものだった。ぼくにとってさしあたりその愛着の対象は、詩とベースボールしかなかった。この二つは、報われぬことおびただしいものだったが、教えはつよい輝きをもってぼくの決心を促した。ぼくは37歳で、すっかり手ぶらになって、野原の球場に帰っていくことにしたのだった。』2022/04/06

gu

4
野球には小説家や詩人の魔術的な想像力を刺激する何かがあると思うくらい、野球と幻想は容易く結び付く。それは、この競技の形式と遊戯性がもたらすバランスがある種の奇跡だからではないか。そこではMLBも草野球も「内野ゴロのアウトとセーフはほとんど同じ質量のスリルを味わわせてくれる」し、子供たちの歓びとスター選手の栄光の瞬間が共存している。またこの本は、野球とは実践の中に、投げ打ち走り捕ることの「始原的な歓びをゆっくりと呼吸すること」の中にあると言う。2013/08/28

Hal

2
今でこそ中日ファンだけども、13だか14だかのころに「野球が好きだ」と言うと「どこファン?」と毎回訊かれることに戸惑っていたことを思い出した。プレイする野球、観る野球、か。2018/01/04

もういっこみかん

1
西鉄ファンって意外に多いんだな、って思う。ライオンズの歴史に西鉄が戻ってきて本当によかった。2012/02/28

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