出版社内容情報
島崎藤村や国木田独歩など、日本近代文学、殊に新体詩や浪漫主義を生み出す源泉となった明治期の記念碑的讃美歌集。楽譜三十曲を掲載。
内容説明
島崎藤村や国木田独歩などの日本近代文学、ことに新体詩や浪漫主義を生み出す源泉となった、明治期の記念碑的讃美歌集。プロテスタントの二大教派である日本基督一致教会と日本組合基督教会との初の共通讃美歌集として刊行され、現在歌われている讃美歌の礎となった。30曲の楽譜を掲載。
感想・レビュー
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Koning
24
新日本古典文学大系明治編の同書からのある意味抜粋。大正改訳文語訳の聖書を出してみたり、何やら古いプロテスタント文化を今また!的な感じが岩波文庫の編集部にあるのかわからんですが、これもその流れ。今はさらに新しい賛美歌21だっけ?とかになってる分、古い文学作品にちらほら出てくる何かを知るには良さそうではあります。が、やはり全曲譜面入りではなく抜粋になっちゃってるのでちょっと勿体無いかなぁ。文語訳聖書と同様現代フォントになっているので、ちゃんと知りたきゃ古典文学大系探せ!ということみたいですね(汗
大臣ぐサン
1
明治時代に編纂された讃美歌集。讃美歌が新体詩の発展に大きな影響を与えたんだなぁ。今では使われなくなってしまった楽譜的な記号表現も新鮮。せっかくだから楽譜も全部つけてほしかった。2023/04/20