内容説明
歯止めをなくした安倍政権にブレーキをかけ、まっとうな民主主義を取り戻そう!
目次
立憲デモクラシーは「人類普遍の原理」か?
日中は抗争時代に向かうのか
無から有は引きだせない―解釈改憲批判
「民主的立憲国家」は生き残れるのか
とにかく騒いでデモクラシーを取り戻そう!(立憲デモクラシーとは何か?;ブレーキのない車に乗る覚悟はありますか?;解釈改憲はコミュニケーションの規範を崩す;座談会 政権の矛盾や詭弁にだまされないために)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬弐仟縁
28
立憲主義の要諦:実質的に単純な多数決による支配を抑制すること(3頁)。以上山口二郎教授。アベトピア:安倍総理が夢想する国家と個人間にも、国民相互間にも対立がない政治共同体(13頁)。以上愛敬浩二教授。立憲デモクラシー:政治権力の行使を立憲主義とデモクラシーの観点から統制する知恵(28頁)。憲法軽視、手続き無視、国民的議論を経ず押し通す権力行使の仕方を批判される(32頁)。御意。以上青井未帆教授。2015/11/09
takeapple
12
2014年、戦争法=安保法制による集団的自衛権容認への解釈改憲がなぜ駄目なのか論じたブックレット。安倍・菅政権から岸田政権になっても何も変わらないのだろう。立憲主義と民主主義と言う観点から、次の総選挙に臨む為にも読み直してみた。現行憲法下での間接民主制を精一杯使って私たちの基本的人権と未来の子どもたちのために選挙に臨みたい。2021/10/12
白雨
6
タイトルに興味を持って購入。政治に関して、一般常識的に覚える事柄は知っていたものの、きちんとした意味は何も知らなかったのだなと痛感します。主張が偏っていたような気はしますが、立憲主義の意義や重要性、それを軽視することの危険性はよく分かりました。政策がどうの、ではなくて、重大な事柄も案外簡単な手続きで決められてしまうこと、国民の声は本当に政治に反映できているのかということが最も考えるべき問題だったりするのかもしれません。外国との兼ね合いもあるのだと知りましたが、やはり今のままでは少し不安です。2015/10/06
ブルーツ・リー
4
さすがにこの本を書いている人たちは、リベラルと言われる人の中でも、大学教授ばかりだから、何かを批判するにしても、理性的な発言ばかりだし、理屈としても道理が通った発言をするから、理念。という意味での立憲主義には、自分は賛同したいと思う。 問題は、これが、一般の人たちに及んだ場合なのだ。 大学教授のように行儀も良くなければ理屈も通っていないから、リベラルの主張以外を繰り返す人に、批判の域を超えて、暴言だとか、ヘイトに当たるような発言を集団で加えてしまう事もあり、理念はともかく、心情で付いて行けない場面が多い。2023/07/07
プリン体は友達です
1
うーん微妙…2014/11/24