内容説明
「記憶」は「和解」や「赦し」を可能にするのか。戦争の記憶を哲学はどのように語ることができるのか。出来事から出発し、出来事をめぐって哲学するとはいかなることか。アーレント、レヴィナス、京都学派など国内外の思想を批判的に読み直しつつ、安易な「物語」への回収を許さない体験・証言と向き合い、戦争の記憶とその語られざる「声」に耳を傾ける思考のあり方を問う。歴史修正主義や戦後責任、歴史認識を考えるときの必読書。
目次
第1章 記憶されえぬもの語りえぬもの―アーレントから『ショアー』へ
補論 アーレントは“忘却の穴”を記憶したか
第2章 “闇の奥”の記憶―アーレントと「人種」の幻影
第3章 精神の傷は癒えない
第4章 満身創痍の証人―“彼女たち”からレヴィナスへ
第5章 “運命”のトポロジー―“世界史の哲学”とその陥穽
出版社内容情報
「記憶」は「和解」や「赦し」を可能にするのか.戦争の記憶を哲学はどのように語ることができるのか.アーレント,レヴィナス,京都学派など国内外の思想を批判的に読み直しつつ,戦後精神の忘却と空白を問う.歴史修正主義や戦後責任,歴史認識を考えるときの必読書.



