出版社内容情報
科学技術の発達は,化学物質や放射線,産業災害による新たな人為的リスクを生んだ.しかし,同時に定量化・モデル化といった科学的な評価方法が,より信頼できるリスク学を可能にしつつある.「科学とリスク」の基礎知識を解説.
内容説明
科学技術の発達は、化学物質や放射線、産業災害などによる新たな人為的リスクを生んだ。しかし同時に、定量化・モデル化といった科学的な評価・分析方法が、地球温暖化問題や生態環境、地震対策などのさまざまな分野で、より信頼できるリスク学を可能にしつつある。豊富な具体例とともに、「科学とリスク」の基礎知識を解説。「3.11後のリスク学のために」を増補。
目次
序章 リスク評価―選択の基準
第1章 地球温暖化に関するリスク
第2章 生態リスク評価
第3章 食品安全のためのリスクアナリシス
第4章 低線量放射線のリスク評価とその防護の考え方
第5章 産業災害とリスク
第6章 地震災害とリスクマネジメント
第7章 化学物質の健康リスク評価
3.11後のリスク学のために 3.11大震災で露わになったリスクに対する無防備―原発事故と低線量被曝
著者等紹介
益永茂樹[マスナガシゲキ]
東京大学大学院工学系研究科博士課程修了。工学博士。横浜国立大学大学院環境情報研究院教授。環境科学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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