出版社内容情報
近代化・産業化の進展は必然的に「リスク社会」をもたらす.近代社会のリスクとは何か.家族,教育,健康と医学,情報化などのリスクが生む問題やそれらに対処するためのリスク・コミュニケーションのあり方を考える.
内容説明
近代化・産業化の進展は必然的に「リスク社会」をもたらすというウルリッヒ・ベックの警告は、すでに現実のものとなった。近代社会のリスクとは何か。われわれの社会生活はなぜ、どのようにリスク化したのか。家族、教育、健康と医学、情報化などのリスクが生む格差社会や監視社会、それらに対処するための信頼関係の構築、目指すべきリスク・コミュニケーションのあり方を考える。
目次
序章 リスク社会への視点
第1章 家族のリスク化
第2章 リスク社会の中の教育
第3章 「リスクの医学」の誕生―変容を強いられる身体
第4章 情報化とリスク
第5章 リスク社会と信頼
第6章 リスク・コミュニケーション
3.11後のリスク学のために 3.11後の社会とリスク対応
著者等紹介
今田高俊[イマダタカトシ]
東京大学大学院社会学研究科博士課程中退。学術博士。東京工業大学大学院社会理工学研究科教授。社会システム論・社会階層論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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