出版社内容情報
冷戦の終焉から20年が経過した今も、日本人の多くは冷戦を前提とした日米関係の固定観念にとらわれている。この思考停止からいかに脱却し世界の現実と向き合うのか。戦後日本の徹底的な問い直しを通じて明日の進路を提示する。
内容説明
「本質を見抜く眼識で新たな時代を切拓く」時評エッセイ。その六八回(二〇〇七年)から一〇一回までを一冊にまとめる本書は、国内では総選挙の自民党大敗から参院選での民主党敗戦まで、国外では世界同時不況からユーラシアの地殻変動まで、複眼的に観察するとともに、戦後日本という時代の徹底的な問い直しを通じて、日米関係の新しいあり方と、アジアとの共存共栄の道を模索する。姜尚中氏との対談を収録。
目次
1 いま、時代に主張しなければならないこと―「脳力のレッスン」特別編(直面する危機の本質と日本の進路;常識に還る意思と構想―日米同盟の再構築に向けて ほか)
2 問いかけとしての戦後日本―我々とは何なのか?(再び団塊の世代として;米国のテレビ映画が日本人に埋め込んだもの ほか)
3 世界潮流の静かなる変化を見抜く(サブプライム・ローンなる悪魔の知恵;ブレトンウッズ体制の黄昏の中で―為替の魔術2 ほか)
4 時代認識を深める視座(サンクトペテルブルグの日本語学校;世界史的相関で考えるロシアと日本 ほか)
著者等紹介
寺島実郎[テラシマジツロウ]
1947年、北海道生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科修士課程修了。三井物産株式会社入社。調査部、業務部を経てブルッキングス研究所(在ワシントンDC)に出向。その後、米国三井物産ワシントン事務所長等を経て、現在、財団法人日本総合研究所理事長、多摩大学学長、株式会社三井物産戦略研究所会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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壱萬弐仟縁
メタボン
おとやん