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友好の井戸を掘った人たち

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  • サイズ B6判/ページ数 189p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000254168
  • NDC分類 312.8
  • Cコード C0036

出版社内容情報

「日本は腹背に敵を作ってはいけない」――かつて,中国との関係改善に奮闘した保守政治家がいた.保利茂,松村謙三,石橋湛山,三木武夫,田中角栄,大平正芳,伊東正義….彼ら“良質保守”の系譜を辿り,「タカ派だらけ」となってしまった現在の政界を撃つ.

内容説明

「日本は腹背に敵を作ってはいけない」―冷戦構造のなかで、日本のとるべき進路を真摯に考え、対米従属一辺倒に陥ることなく、中国との関係改善を模索した保守政治家がいた。保利茂、松村謙三、石橋湛山、三木武夫、田中角栄、大平正芳、伊東正義…。1995年に自社さ連立政権の村山富市首相が出した「村山談話」は、これら「良質保守政治家」たちの苦闘の一つの到達点でもある。彼らの系譜をたどり、「タカ派だらけ」となった現在の政界を撃つ。

目次

序章 「保利書簡」の保利茂
第1章 清廉の士、松村謙三
第2章 小日本主義の石橋湛山
第3章 三木武夫の反主流人生
第4章 命を賭けた田中角栄
第5章 田中と一蓮托生の大平正芳
第6章 大平の盟友、伊東正義
終章 「村山談話」の村山富市

著者等紹介

佐高信[サタカマコト]
1945年山形県酒田市生まれ。慶應義塾大学法学部卒業後、高校教師、経済誌編集長を経て、1982年に評論家として独立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひかりパパ

6
かつての自民党の保守派には奥行きがあった。対米従属一辺倒でなく、真摯に日本の歩むべき進路を模索した。保利茂、松村謙三、石橋湛山、田中角栄、大平正芳、伊東正義、村山富市、いずれも戦争を知る世代。中国との友好の井戸を掘った先人の苦労と知恵が描かれている。小選挙区制が導入されて以降自民党の政治家の劣化が進んだ。今だからこそ良質保守から学ぶ事が多い。2015/06/26

takao

2
ふむ2022/09/12

久恒啓一

1
対米と対中を両立しようとした保守政治家の系譜をたどった力作。「保利書簡」の保利茂。「友好の井戸を掘った」松村謙会津っぽ・伊東正義三。小日本主義「石橋湛山」。人間掌握の田中角栄。哲人・大平正芳。会津っぽ・伊東正義「村山談話」の村山富市。 「わが国は、遠くない過去の一時期、国策を誤り、戦争への道を歩んで国民を存亡の危機に陥れ、植民地支配と侵略によって、多くの国々、とりわけアジア諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与えました。私は、未来に過ち無からしめんとするが故に、疑うべくもないこの歴史の事実を謙虚に受、、 2015/01/26

aiko

1
良い話が聞けると思ったのに、石原慎太郎が嫌いだと言う事を口汚く罵っているだけの本だった。これでは、良いに選ばれた人たちが可哀そうだ。それに、この国がなくなる事で世界が平和になるならば、この国はなくてもよいと、言った人の言葉に感動したとあったが、そんな事を言う人は馬鹿だと思う。読んで損する本だった。2013/06/10

鬼山とんぼ

0
大まかに親中派と目される有力政治家の中で、田中角栄を除き、右顧左眄せず清廉さ、愚直さで知られる人々の抄伝をまとめたもの。凄絶とさえ言える松村謙三の話には思わず涙しそうになるほどだった。2017/11/07

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