出版社内容情報
深刻な危機にある日本の経済システムをどう改革するのか-日本が経験した「明治大正経済システム」と「高度成長期経済システム」を比較・検討し,歴史的経路依存性を前提に新しい日本経済の姿を明らかにする.
内容説明
深刻な危機にある日本の経済システム。何が問題なのか、新しいシステムはどうあるべきか。日本がこれまでの経済発展過程で経験した二つの主要な経済システム―「明治大正経済システム」と「高度成長期経済システム」―の生成過程、メカニズム、成長と分配への効果、および衰退要因を比較・分析することで、歴史的経路依存性を前提にしたシステム改革の方向性を探り、日本経済の将来像を描き出す。
目次
第1章 本書の目的
第2章 経済システムの分析枠組(方法上の諸特徴;経済システム展開の外生的条件 ほか)
第3章 明治大正経済システム(明治大正経済システムの成立;明治大正経済システムのメカニズムと成果 ほか)
第4章 高度成長期経済システム(高度成長期経済システムの成立;高度成長期経済システムのメカニズムと成果 ほか)
第5章 システム改革の考え方
著者等紹介
寺西重郎[テラニシジュウロウ]
1942年生まれ。65年一橋大学経済学部卒業、70年同大学院経済学研究科博士課程修了、同年同経済研究所専任講師、73年同助教授、84年同教授、経済学博士。専攻は金融論、日本経済論、開発経済論
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