内容説明
妻マリアンネのヴェーバー伝記に名のみ言及され、その後行方不明となっていた少年期ヴェーバーの三作品「ローマ帝制期」「ドイツ史の経過一般」「インド=ゲルマン諸国民における民族の性格・民族の発展・民族の歴史についての考察」、および編訳者によってこのたび新たに発見された二作品「シュタウフェン家」「アルキビアデスについての寸描」を、訳文と詳密な注解、行き届いた解説によって、世界に先駆けて紹介する。
目次
第1部 中世ドイツ史論(シュタウフェン家(ホーエンシュタウフェン)
ドイツ史の経過一般―特に皇帝と教皇の地位に留意して)
第2部 古代ローマ史論(ローマ帝制期―民族大移動の時代)
第3部 人類発展史論(インド=ゲルマン諸国民における民族の性格・民族の発展・民族の歴史についての考察―論稿のための素描)
附篇 古代ギリシア史論(アルキビアデスについての寸描)