出版社内容情報
写真・映像・音楽・ことば,といった現代のさまざまな表現行為の中から採集した,現代アートの諸相をめぐる,気鋭の文化人類学者による最新批評集.20世紀的なアートのパラダイムはいかに乗り越えられるのか?
内容説明
分析的言語のロジックからことばが解き放たれ、それ自身の声と抑揚を身につけたとき、批評のことばはどのようなやり方で現実に介入し、いかなる精密さによって現実を揺るがすのか―。本書はそうした新しい批評の方法へむけての、静かな宣言である。
目次
プロローグ 記憶の回廊、あるいは「ここではない場所」へ
1 LOVE AT LAST SIGHT―最後のひと目による恋
2 映像の幻獣
3 身体祭壇
4 眼の眩暈、耳の陶酔
エピローグ ブラジル、ユリシーズ、沖縄
著者等紹介
今福龍太[イマフクリュウタ]
文化批評家、人類学者。札幌の南郊、西岡ウォールデンと自ら名づける池と森のほど近くに三年前より住む。一年のうち数カ月を、ブラジル、アメリカ、奄美沖縄群島などで過ごしつつ、文化融合の境域に息づくアートと詩学を追い求め、移動のなかに胎生する現代世界の根源的な生のすがたを一貫して見つめてきた。近年は、映像を伴うストーリーテリングやインスタレーションなどの新たな方法論を批評の領域に導入する試みをはじめている。ポルトガル語‐日本語のはざまに出現する間言語的詩作の実験にも着手した。過去、移動しながらメキシコ国立自治大学、コレヒオ・デ・ミチョアカン、カリフォルニア大学、琉球大学、慶応大学湘南藤沢キャンパス、サンパウロ大学、サンパウロ・カトリック大学などで教える。現在、札幌大学文化学部教授。未来に向けては、土地に縛られない移動ネットワーク上に成立する自由大学を構想中
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