内容説明
心と身体が疲れ果て、自分を見失っていたとき、エドさんはピンホールカメラを手に森を歩いた。そしてピンホールカメラとのゆったりと流れる時間のなかで、心は癒され自分を取り戻していた。そんなスローライフなピンホール写真の世界のすべてを、100点近い豊富な写真作品と、エドさんの味わいのある語りとで綴ったユニークな入門書。
目次
1 スローライフとしての写真術
2 シンプルイズベスト
3 自然の美は招く
4 人生の味わい
5 街の中の光
6 心の中のコスモス
7 自分自身を見つめること
8 旅は続いていく
著者等紹介
レビンソン,エドワード[レビンソン,エドワード][Levinson,Edward]
1953年12月、アメリカ・バージニア州生まれ。写真家。バージニア州立コモンウェルス大学で写真を勉強する。1979年より日本に居住。展覧会活動の他、写真ワークショップ講師、新聞、雑誌に写真と記事を寄稿。PINHOLE RESOURCE協会会員。日本針穴写真協会国際部長。日本写真協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Koki Miyachi
5
写真好きの友人からの年賀状でエドワード・レビンソンを知る。ピンホール写真のガイダンス本なのだが、エドさんのピンホール写真に対する哲学が平易な言葉で語られている。「ピンホール写真では、少なくとも楽しさの半分は、それを『すること』にある」スローライフな写真術たる所以である。長時間露光の写真はもともと好きだったが、ピンホール写真は自分のアイデアを自由に盛り込む余地があるのが魅力。自分でやってみたい気もするが、全くのアナログなので、暗室が必要なのが難点かな。今のところいつか実現したい夢としておこう。2013/02/03