岩波科学ライブラリー
プリオン病の謎に挑む

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  • サイズ B6判/ページ数 104p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000065931
  • NDC分類 645.36
  • Cコード C0345

出版社内容情報

狂牛病は治まってはいない.狂牛病をはじめとするプリオン病とは,どのような病気なのか.どう防ぐのか? 治療法は? ノーベル賞に輝く研究をプルシナー教授とともにした著者が,エピソードをまじえて解説する.

内容説明

狂牛病は治まってはいない。牛の全頭検査により食卓の安全は確保されたが、病気の撲滅にはなお時間がかかる。狂牛病をはじめとするプリオンたんぱく質の異常による病気とは、どのような病気なのか。どのようにすれば防げるのか。治療法の目処はついているのか。ノーベル賞に輝く研究をプルシナー教授とともにした著者が、エピソードをまじえて解説する。

目次

1 プルシナー教授との出会い
2 まったく新しい病原体プリオン
3 独創的研究室―スタンと過ごした6年間
4 プロテインX―プリオン増殖のメカニズム
5 治療薬開発の戦略
6 感染を予防するために
7 これからのプリオン研究

著者等紹介

金子清俊[カネコキヨトシ]
1958年長野県生まれ。1983年新潟大学医学部卒業。1993年東京医科歯科大学助手。1993年カリフォルニア大学サンフランシスコ校リサーチフェロー。1996年同アシスタント・プロフェッサー。1999年より、国立精神・神経センター神経研究所疾病研究第七部部長
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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月をみるもの

7
プリオンの発見を機に、プロテインワールド説が隆盛したかと思ったら、そうでもないんやな。。。 https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%86%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%89%E4%BB%AE%E8%AA%AC2020/05/23

calaf

7
プリオンたんぱく質の畳まれ方の異常というのは聞いたことのある話。でも、その先の治療法とかは、まだまだ全然分かっていないみたいです。この10年の進歩(この本は2003年発行)がどのくらいなのかは分かりませんが、治療法が見つかったという話は聞いたことがないので、やはり同じような状態なのかな???2013/10/17

トラバーユ

1
プリオンについてあまり理解していなかったので、とても勉強になった。ただこれを読むとアメリカ産の肉食べて狂牛病になる確率って相当低かったんだなと思った。2016/04/25

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