出版社内容情報
本書は、第一級の科学ノンフィクションである。研究の最前線に身を置おく地球科学者が、10年の歳月をかけて書き上げた。地球温暖化の根源にある、気候変動の謎。その解明に挑む、科学者たちの姿を活写する。
内容説明
地球温暖化の根源にひそむ、気候変動の謎。本書は、その解明に挑む、科学者たちの姿を活写する。第一線の研究者による、信頼すべき正確な科学的解説。海外の優れたノンフィクションを彷彿させる、スリリングなストーリー展開。読者は本書に、その類稀なる融合を見いだすだろう。問題の本質を理解したい人は、必読の一冊である。
目次
海をめざせ!
暗号の解読
失われた巨大氷床を求めて
周期変動の謎
気候の成り立ち
悪役登場
放射性炭素の光と影
気候変動のスイッチ
もうひとつの探検
地球最後の秘境へ
気候が変わるには数十年で十分だ
気候変動のクロニクル
気候変動のからくり
著者等紹介
大河内直彦[オオコウチナオヒコ]
1966年、京都市生まれ。独立行政法人海洋研究開発機構地球内部変動研究センター地球古環境変動研究プログラム・グループリーダー。1995年、東京大学大学院博士課程修了後、京都大学生態学研究センター博士研究員、北海道大学低温科学研究所助手、米国ウッズホール海洋研究所博士研究員を経て現職。東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻准教授(委託)、および東京工業大学大学院総合理工学研究科化学環境学専攻連携准教授を兼任している。専門は、生物地球化学、クロロフィルやアミノ酸など各種有機化合物を用いた、過去および現在の地球環境の解明法の開発およびその応用。生物プロセスを重視した立場から、地球環境を理解する研究分野の開拓に情熱を傾けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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