出版社内容情報
20世紀の都市と未開を往還し近代精神の行方を探索した人類学的知性――シュルレアリストから現代の写真家たちまでが追い求めるエキゾチズム,ノスタルジーとは何か.モダニズムとアートの根源を深く問う新しい精神史の誕生.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
kana0202
1
素晴らしい名著。まずその、固有名詞の多さを言祝ごう。そして、彼がコロニアル以降の世界を探求する態度に付随する、いわれなき罪悪感と底なしの肯定感を言祝ごう。自らを日本に住む純粋日本人だと考えている人々は、このハイブリッド化が進む世界を認識すること、そして帝国として振る舞った過去を見直すことから始めよう。民藝100年とかいう、徹底が足りない展覧会に行って、DIYを祝祭するのはやめよう。2021/11/29
新地学@児童書病発動中
1
文化人類学とその周辺の領域を扱った評論集。詩が好きな私は文化人類学と詩の関係が面白かった。文化人類学者でありながら、詩人と言う人もいるらしい。詩人は現代社会のシャーマンなのだろうか?2010/04/21
生きることが苦手なフレンズ
0
人類学とアートについて3月頭辺りから読んだり考えたりしてきたけれど、ひとまずお開き。本自体は思考の流れというか、文章の流れがいい心地。ラストの「死者の帰還」は『スタンツェ』で取り上げられたフロイトの「不気味なもの」に通ずるような・・・。2014/04/20




