内容説明
二十歳の頃、妻・俊子はC型肝炎ウイルスに感染した。白血病の治療のなかでの感染だった。妻が29歳のときに私たちは結婚、ところがその7年後、肝硬変とともに癌が肝臓にできた。いったん治療により消えた癌も2年で再発。私は妻への生体肝移植を決心した。…2009年8月19日、私たちは渡米の途についていた。アメリカで脳死肝移植を受けるために。C型肝炎の再発が移植した肝臓をも冒し、妻はすでに肝硬変の末期だった。生体肝移植からわずか3年、妻は42歳の誕生日を迎えたばかりであった―。
目次
序章 誓い
1章 妻への生体肝移植
2章 希望とともに
3章 「異国」での闘い
4章 届かぬ思い
終章 移植は必要な医療




