• ポイントキャンペーン

POLAR

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B5判/ページ数 1冊(ペ/高さ 27cm
  • 商品コード 9784898152256
  • NDC分類 748
  • Cコード C0072

内容説明

地球温暖化により溶けだした氷と、神話の時代からそこに暮らす人々。まだ見ぬ土地への憧れとカメラを携え、世界中を彼独自の方法で切り取ってきた写真家・石川直樹。世界地図を眺めただけでは見えてこない北極圏、10年間の旅の軌跡。

著者等紹介

石川直樹[イシカワナオキ]
1977年東京生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科博士課程在学中。多摩美術大学芸術人類学研究所研究員。さがみはら写真新人奨励賞(2006年)、ニコンサロン三木淳賞(2006年)受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぶち

93
地球温暖化により溶けだした氷と神話の時代からそこに暮らす人々。この写真集は、石川直樹が現在の北極圏を写し撮ったものです。アラスカ、グリーンランド、そしてノルウェイの北極圏の風景。「街があることさえ知らなかった。タンポポの花が咲くことも初めて知った。」北極に行った人にしか、見つけることのできない言葉だと思います。 そして、街も花の存在も到底想像できないような荒涼とした風景の写真を眺めながらいろいろと想像を膨らませることになります。私とはまったく関係のない遠い遠い世界を身近に感じさせてくれる写真集です。 2019/04/13

あこ

27
『POLAR』 タイトルの通り北極圏の極地での先住民の暮らしを写し撮った写真集。初版2007年。温暖化の影響で伝統を受け継いでいくどころか存続そのものが危ぶまれる村落さえ出始めているとのことだが、現在はどうなっているのだろう。狩猟と漁労、動物を解体し衣食住に利用する自然な暮らし。グリーンランドの犬橇が現役のイルリサットでは犬が極寒の雪の中丸くなって寝ているのが印象的だった。本書は相模原市立図書館よりお借りしました。ありがとうございました。2020/02/09

さく

21
北極圏の写真集。真っ白い雪の世界。自然だけでなく、そこで暮らす人々の生活を写した写真も多かった。2018/03/12

アキ

15
「極夜行」で読んだ北極圏の世界を目の当たりにする。想像と写真で見る世界の違いを感じる。「北極圏」北緯66度33分の緯線以上の地域・アラスカ、カナダ、グリーンランド、シベリア、スカンジナビア、スヴァーバル諸島の先住民と人、街、ホッキョクグマ、犬ぞり、果てしない氷の世界、氷山・・・この地で生き抜くには野性を呼び覚ます必要がある。4万年前に人類が行き着いた場所。地球温暖化で30年後には沈む村。極北はわれわれからみた地図での呼び方。北極点を中心にして地球を真上から捉えると、国家を超えた環としての世界が見えてくる。2018/08/11

arkibito

4
北極圏。その響きだけでなんだか意識が遠くなりそうな幻想の地。見渡す限りの白の世界で、人間はもちろんすべての生き物が身を寄せ合いながら暮らす様は、たくましくそして尊い。パステルカラーに塗られた家々が荒涼とした大地に咲く花のように美しい。私の心は北へと向いている。2010/03/17

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/17091
  • ご注意事項