姿勢と歩行―協調からひも解く

樋口 貴広/建内 宏重【著】

三輪書店（2015/05発売）

• サイズ A5判／ページ数 323p／高さ 21cm
• 商品コード 9784895905176
• NDC分類 491.367
• Cコード C3047

目次

第１部　身体内部の協調（姿勢制御（ヒトの姿勢の力学的平衡；身体各部位のアライメントの協調関係；安定化機構の協調関係；運動連鎖と姿勢制御）
歩行制御（受動的制御と能動的制御；筋の機能的協調関係；身体各部位の協調関係））
第２部　中枢・身体・環境の協調（理論的枠組み（３つの視点；協調の背景）
姿勢制御（姿勢の知覚制御；姿勢の認知制御）
歩行制御（歩行の予期的調整；歩行の調整―その他の特性））

著者等紹介

樋口貴広［ヒグチタカヒロ］
１９７３年長崎県に生まれる。１９９６年東北大学文学部卒業。１９９８年東北大学文学研究科博士前期課程修了、修士（文学）。２００１年東北大学文学研究科博士後期課程修了、博士（文学）。２００１年東北大学文学研究科講師（研究機関研究員）。２００２年横浜国立大学エコテクノロジー・システム・ラボラトリー講師（研究機関研究員）。２００３年日本学術振興会特別研究員。２００４年Ｕｎｉｖｅｒｓｉｔｙ　ｏｆ　Ｗａｔｅｒｌｏｏ（Ｃａｎａｄａ）客員研究員。２００６年首都大学東京人間健康科学研究科助教。２００８０年首都大学東京人間健康科学研究科准教授。２０１５年首都大学東京人間健康科学研究科教授

建内宏重［タテウチヒロシゲ］
１９７７年兵庫県に生まれる。１９９８年京都大学医療技術短期大学部理学療法学科卒業。１９９８年大阪医科大学附属病院リハビリテーション科理学療法士。２００４年神戸大学大学院医学系研究科博士前期課程修了、修士（保健学）。２００６年京都大学医学部保健学科理学療法学専攻助手。２００７年京都大学大学院医学研究科人間健康科学系専攻助教。２００９年Ｗａｓｈｉｎｇｔｏｎ　Ｕｎｉｖｅｒｓｉｔｙ　ｉｎ　Ｓｔ．Ｌｏｕｉｓ，Ｐｒｏｇｒａｍ　ｉｎ　Ｐｈｙｓｉｃａｌ　Ｔｈｅｒａｐｙ（ＵＳＡ）客員研究員。２０１１年京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了、博士（人間・環境学）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

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[yutayonemoto]

構造を把握するために速読。解剖、運動学、バイオメカニクスと認知、神経、運動制御、心理学の要素が「協調」という観点から、二人の著者によって丁寧に記されている。個別の論文はそれぞれどこかでみたことがあるような気もするが、この形式を初めて書籍でまとめたことにとても意義があると思う。テーマがある本は良い。こういうことを知らないで、初めてこの本で勉強する人は、この本を書く大変さがわからないと思うので、それはそれでどうかと思う。身体、運動、環境、生活、人生はシステムだと思って介入しているので、しっくり来る内容だった。

2015/06/02

[Takashi Matsui]

知ったり、聞いたりした文献がたくさん入っていた。 しかし、姿勢、歩行についての解剖学、運動学、神経、心理（生態心理）的な文献が、流れに沿っているので、読みやすかった。全てを読む事で。人の姿勢、運動への考え方が繋がるなぁ。と。 出版を記念しての講演会に参加したかったが、別の用事があるのが、残念。個人的には、友達の名前が入っていたので、改めて尊敬して、見てしまった（＾∇＾）

2015/07/06