出版社内容情報
《内容》 生殖補助医療の進歩に伴う倫理的な問題に関してより良い対応を模索する手助けとなる書。具体的なケーススタディ・エピソードや生命倫理の専門家による基礎的な解説も記載。 《目次》 バイオエシックス(生命倫理)緒論バイオエシックスの基礎出生をめぐるバイオエシックスの特徴胎児はいつから人とみなされるか生殖補助医療とバイオエシックス出生前診断とバイオエシックス遺伝子操作をめぐる倫理予後不良の児の対応連続と不連続の思想(優しさと連帯のバイオエシックス)
内容説明
緒論で述べるごとく、倫理とはその置かれた立場によって変わりうるものである。本書に記載された倫理的考察は、読者の良き参考となるが絶対的なものではない。言葉を変えれば、本書はある事例に遭遇したときの対応のマニュアルとはならないが、より良き対応を模索する際の考える糧となるであろうことを目的としている。バイオエシックスが今なぜ必要か、バイオエシックスがどのように現代の医療を支えなければならないか、そしてバイオエシックスが思想や法律ではなく、ダイナミックに変化する学問であることを是非読み取ってほしい。
目次
1章 バイオエシックス(生命倫理)緒論
2章 バイオエシックスの基礎
3章 出生をめぐるバイオエシックスの特徴
4章 胎児はいつから人とみなされるか
5章 生殖補助医療とバイオエシックス
6章 出生前診断とバイオエシックス
7章 遺伝子操作をめぐる倫理
8章 予後不良の児の対応
9章 連続と不連続の思想(優しさと連帯のバイオエシックス)