内容説明
盛岡藩家老席日記『雑書』は、現在盛岡市中央公民館の所蔵である。表題に『雑書』と書かれているところから一般に南部家雑書とか、盛岡藩家老席日記などと呼称されているが、史料の性格は家老の執務日記というべきものである。本史料には、盛岡藩領内における農林業・漁業・鉱業をはじめとして、法制・宗教・民俗等、諸事万般にわたる社会事象が、日記形式で記録されている。本書十六巻には、元文元年(享保二十一年)正月元日(一七三六)より元文三年(一七三八)までの三年間分、計三冊を収録した。
目次
享保二十一年
元文元年
元文二年
元文三年